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留守番中の犬のイタズラと破壊行動に困った!


今回も心理士でドッグカウンセラーのしらたゆうこがパーソナリティを務めるラジオ番組“宝製菓presents radio café『犬とあなたと珈琲と。』”に寄せられたお便りのご相談にお答えします。

帰宅したら
部屋がめちゃくちゃ!

今回のお便り:塩バタかまん大好きさんからいただきました。
うり店長、祐子さんこんにちは。最近パートタイムで働き始めました。4-5時間ですが、帰宅すると家の中がめちゃくちゃになっています。クッションは破れ、フローリングに穴があき、トイレ以外での排泄も。何が問題なのでしょう。

🐾🐾🐾

お留守番時の困った行動についてのご相談ですね。 疲れて帰ってきてお掃除から始める大変さ、そして家具やお家が壊れていく恐怖、わかります…。

分離不安は
慣らすのが一番

ほとんどの犬は家族が仕事や用事で家を留守にしても、その状況に応じてお留守番ができるものです。

でも、耐えきれず身の回りのものを噛んだり、吠えたりするワンコもいますよね。このような状態はときに『分離不安』と呼ばれます。でも、実際は「不安」以外の感情からも起こりますので、心理学的には『分離関連障害』の方が正しいのかなと思っています。ここでは、わかりやすく『分離不安』としますが、分離不安は慣らしてあげたり、サポートしてあげることで克服できます。

一番の理由は
不安・落胆・不信感

部屋をめちゃくちゃにする理由は、犬の性格や家族との関係、生活習慣でも異なります。今日はその中から、目立った理由をピックアップしていきます。

まず、一番多いのが「不安感」「パニック」「落胆」「不信感」です。

犬には「いってらっしゃーい!待ってるね」「戻ってくるまで一人でも平気だよ!」というポジティブな気持ちを持たせてあげることが重要です。その気持ちを持つために必要なのが『信頼関係』です。信頼関係の構築は普段から一貫性のある態度で接して、不安感や不信感を持たせないことが大切です。信頼関係は成立しているか、少し振り返ってみるといいかもしれません。

関連記事
『愛犬と信頼関係を高めるルール作りのヒント』

『犬の心理*犬と信頼関係を築くポイント3つ』

待つことを
ポジティブにする練習

克服には、疑似留守番体験で練習してみましょう。

家族の協力の元、車の中や公園などで「マテ」をさせ、隠れたり、離れます。そして犬が吠える前にすぐ戻る。「待っていれば必ず戻ってくるんだ」ということを繰り返し経験させます。最初はソワソワしていても、そのうち「待っていれば戻ってくる」。それが当たり前だとわかって、ソワソワすることもなくなります。そして戻った時には穏やかに褒める。

「待つ」+「戻ってくる」+「褒められる」が関連付けされれば、「待つ」ことがポジティブなものへと変わっていきます。

退屈や挑戦からも
大暴れ!


次に多い理由は「退屈」「挑戦」

「退屈」は、何もすることがないからちょっとやってみたら、面白くてやめられなくなったという感じです。この場合はお留守番の前に散歩をさせてあげるだけでもグッと行動は改善されます。

そして「挑戦」
これは色々なモノの仕組みを知りたい、自分の能力を試したい、など、好奇心や向上心からくるものです。ですから、ドッグランなどで犬同士思い切り遊ばせてあげたり、アジリティやおもちゃなどを使って、犬の持つ能力を充分発揮できるようサポートしてあげます。そうやって他の事で好奇心や向上心、チャレンジ精神などが満たされていくと、室内での破壊行動は消去されていきます。

生活にメリハリを持たせることが肝心ですよ。

どうでしょう。塩バタかまん大好きさん、少しは参考になったでしょうか。留守番をさせるときはラジオを点けてあげるだけでも効果は期待できます。TVではなくラジオなのがポイントです。これ本当!諦めずに色々試してみてくださいね。

この記事はラジオ番組:radio café『犬とあなたと珈琲と。』(毎週金曜16:00~16:29/FM83.1Mhzレディオ湘南)の2022年8月26日放送分の内容を修正しました。

本記事は「こちら」から視聴可能。後半部分にお便りのコーナーがあります。
レディオ湘南は世界中どこからでもワンクリックで視聴可能です。
番組サイトにもぜひ遊びにきてください→『犬とあなたと珈琲と。』

◎『With a Dog』は犬の認知行動療法と飼い主のコーチングという“心理学を軸”としたドッグトレーニングを行う立場から、ヒトと犬の心と行動の関係についてお伝えしています。

文:白田祐子(しらたゆうこ)

うり店長のInstagramは『こちらから』
ル・ブラン湘南のInstagramは『こちらから』

白田祐子(しらたゆうこ)

プロフィール:日本心理学会認定心理士。ヒトと犬の心と行動カウンセリングラボ「ル・ブラン湘南」代表/ドッグカウンセラー。
1990年代から犬の行動や心理を独学し、保護施設などでしつけのボランティア活動を開始。現在のパートナーは2005年生まれの雑種の女の子で名前は“うり”。大学で心理学を専門的に学び、人と犬の関係や犬の心の成長の研究を行い独自のメソッドを確立する。2013年にパーソナルドッグカウンセリングを開始。人と犬のパーソナリティを重視したコーチングは特に多くの女性に支持されている。

里親制度の普及や地域行政と連携した“犬のしつけ”相談業務など、教育、行政、法律と多方面で人と犬の問題に向き合っている。愛玩動物飼養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、ペット災害危機管理士、小動物防災アドバイザー、猫防災アドバイザー他、ペット関連資格多数。2014年より神奈川県動物愛護推進員、湘南ビジョン大学講師。2019年よりFM83.1Mhzレディオ湘南にレギュラー出演中、2022年4月(毎週金曜16:00~16:30)から新番組『radio cafe犬とあなたと珈琲と。』がスタート。

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