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犬とあなたと珈琲と。Vol.28

聞逃し配信中
ミキサー:レディオ湘南 高橋優佳

宝製菓presents radio café『犬とあなたと珈琲と。』

FM83.1MHz レディオ湘南(毎週金曜 16:00~16:29)放送中

湘南の海を見下ろす、小さなコーヒーショップ「TAKARA CAFÉ」。
ここで“宝物”の話をすると探し物が見つかるとか?…
オーナーは心理士でドッグカウンセラーのしらたゆうこ。
店長はカフェオレ色の愛犬“うり”。
美味しい珈琲を飲みながら、お客様との会話に耳を傾けてみませんか。

今回のお客様はボディメイクトレーナーの加藤藍理さん。藍理さんが「教えること」に目覚めたのは大学生の頃。塾講師のアルバイト経験から卒業後は塾を開校。趣味のヨガ教室ではスカウトされて先生に。その後もフィットネスダンスに誘われ教室を担当。ラフなのに芯の強さや誠実さが伝わる、真っすぐな心と美しさに、周囲は目を留めるのでしょう。一方で精神的に不安定だった時期も。苦しみを経験することで「心と体のバランス」の重要性に気付きメンタルコーチや予防医学を学び、現在は「心と体の健康」を軸にした新たな活動を展開中。ネガティブなことでも、これまでの経験があるから今に繋がり「やっと自分の人生がはじまったみたい」と話す藍理さん。経験こそが「自分の幸福度を上げる」と言い、大好きなワンコ達に会いに全国を飛び回る。そんな話も伺いました。

―こんにちは。藍理さん、ようこそお越しくださいました。

祐子さん、こんにちは。お久ぶりです!あっ、うりちゃんも!

―はい、お久しぶりです。クンクン(笑)。電話やメール以外では今年の1月以来でしょうか。

そうですね。1月6日の大雪の日以来です。あの雪の中、江の島の展望台まで一緒に行ってイルミネーションを見てって…見られなかったんですけどね(笑)

―そうでした(笑)スマホを上に掲げて、5…4…って秒読みしたのに「あれ?」ってね。あの日は中止だったんですよね。

そうなんですよね。でも江の島で雪景色って私は考えたこともなかったので贅沢でした!

―本当?そう言ってもらえると、お誘いした私の気が楽になりました(笑)。

本当に貴重な体験でした!

背筋が伸びている人には覇気を感じる!

―藍理さんはいつも背筋がシュッと伸びていて、健康的で美しいなと思っています。ボディメイクトレーナーですから、やはり背筋は自然に伸びるものですか。

自分では楽な姿勢をとっているだけで気にしてはいないんですけど、人前に立つ時などは、意識して姿勢を正すようには心掛けています。

―私は犬の散歩とかでダラダラ歩いている時に「こんにちは!」って突然声を掛けられて、「かなり油断していたな」「相当だらしない姿勢だったろうな」って慌てることがあります。

わかります。一人の世界に入っている時は仕方ないかなって思います。でも、人が周りにいると背筋を伸ばしている人の方がかっこいいと私は思うので、やっぱり背筋がスッと伸びている人、気持ち良く歩いている人には覇気を感じられます。

ちょっと背中が丸まっていたり、肩が内側に入っちゃっていると、顔色もあんまりかな…覇気がないように感じます。

―確かに。“人の振り見て我が振り直せ”ですね。気を付けたいと思います。

教えることが好き!に気付いて今がある

―藍理さんは、もともとヨガやダンスのインストラクターで、さらに塾の先生もしていたんですよね。

そうなんです。大学生の頃にアルバイトで塾の講師を始めてから「私って結構、教えるのが好きなんだ」って気付いて、大学を卒業して自分で塾を開きました。一旦東京を離れるまでの4年位、塾で教え子たちと楽しく勉強していました。

―どうしてアルバイト先の塾に就職しなかったの?

やっぱり、塾の方針に合わせないといけないというのがあって、私にはちょっとそれが合わないって感じていたんですね。

自分の教え方にも若干自信があったのと、実際、生徒が「勉強をしている感じがしない」って言って、楽しそうに取り組む姿を見ているとそれが嬉しくて、「自分のやり方に間違いはないんだ」って確信を持てたし、そういう瞬間「教えることが好き」って実感できたので就職はしませんでした。

―その大好きな「教えること」が塾だけには留まらなかったんですね。

そうなんです。塾を経営しているときにホットヨガにハマってスタジオに通っていたら、「インストラクターにならない?」って声をかけられたことがあったんです。「資格を取りに通うならフリーパス貰えるし」なんて(笑)ちょっとそういう気持ちで資格の勉強をして、昼間はヨガインストラクター、夜は塾の講師というのを続けていました。

東京を離れてからも、興味を持ったジムがあって、そこのスタッフさんから「ヨガを教えてもらえませんか?」と声をかけていただいたので、そこでヨガを教えはじめたんです。そのあと、フィットネスダンスの資格にも誘ってくださって、未経験ではあったもののダンスが好きだったので、すぐにOKして教室を持たせてもらいました。ズンバとか知ってます?

―ズンバ。友達がやっているのでなんとなく分かります。

そういう感じのフィットネスダンスもあとから教えるようになりました。

体の美しさは精神面も大切

―スカウトされたのが今の原点なんですね。やっぱりその資質ってわかる人にはわかるから見逃さないんですね。

そうだと嬉しいんですけどね。

―体を動かすプロになって、ボディメイクに方向転換というか、こだわりを持ったのはどういうきっかけなんですか?

フィットネスダンスでも見せ方って大事なんです。
お客様からもボディメイクの相談を受けることがあったので、本格的に勉強を始めました。体の美しさって精神面も大切で、心と体の両方のバランスを大事にした新たな分野を極めたいと思って取り組みはじめたんです。

―心と体のバランス。うん大切。

この先自分はどうなりたいのかを決めて、それに向けて取り組むと取り組みやすいですし、逆に心の不調が起きた時に体を動かす事でなんとかクリアできるとか、そうやってバランスのよい体作りをしていけるように、メンタルコーチや予防医学なども学びました。

―より高みへと行ったんですね。その行動力や勉強熱心な姿は藍理さんを見ていて気持ちがいいですし、いつでも有言実行ですものね。

ありがとうございます!

こちらのお店はどうして『TAKARA CAFÉ』って名前になったんですか。

―TAKARA CAFÉはここで宝物の話をしたら、失くした宝物が見つかったり、新しい宝物に出会えたりする、そんな場所になるといいなと思って付けた名前なんです。

とっても素敵ですね。

―ありがとうございます。もしよかったら藍理さんも宝物の話きかせてください。

経験することは自分の殻を破る大事なこと

―藍理さんの宝物はなんですか。

宝物って聞かれてすぐに思いつくのは、私の大切な愛犬の“千代ちゃん”と実家の愛犬“りなちゃん”、それから今も一緒に住んでいる猫の“ももちゃん”なんですけど、今、ずっと話をしていて『経験』が宝物かなって思います。私にとって経験することは一番自分の殻を破る大事なことだって思えています。

―経験。

はい。私は小さい頃からダンスが好きで子供の頃は、例えば「ディズニーランドのパレードのショーダンサー」とかにすごく憧れていました。でも、ダンスを習う環境ではなかったので諦めていたんですけれど、でも、諦めていたことを大人になって経験することで今に繋がっています。

あとはメンタルコーチの勉強をはじめたのも、実は私自身が精神的に不安定になった時期があったからなんですね。「自分で勉強すれば自分が楽になれるかもしれない…」そう思って勉強を始めた中で、「やっぱり体を動かすことが大事なんだ」っていうのと「心と体両方のバランスが大事なんだ」って知りことができました。

―感覚だけではなく、具体的且つ論理的に知ることができたんですね。藍理ちゃんは理系の勉強家ですものね。教えることが好きなのも何か経験と関係があるんですか?

そう言われると、その通りですね。
私はしっかり勉強するよう言われて育ってきたので、その期待に応えるために実際勉強をして理学部に進みました。でも、それはある種の苦痛でもあっんです。ですから「日々の勉強を自主的に楽しんでもらいたい」とか、覚えるよりも新しいことを「知る」こと、机上で理論を詰め込むよりも「生きていくうえで知っていくもの」として感じてほしいと思ったんです。そういう教え方も自分の経験を通してですね。

唯一のわがままは犬を迎えたこと

―子供の頃から色々なことにチャレンジして経験していくタイプだったんですか?

意外とそういう環境にはなかったです。
やりたい事とか自分の意見とか感情は抑えていたので、大人になってからやっと自分が「好き!」って思えることをやれたり、経験したりできているので「ようやく自分の人生が始まったな!」という気持ちです。

―でも一つ位はわがままというか、自分の意見を通したことはあるでしょ?

あります、あります!
それが実家の愛犬の“りな”ちゃん(写真上)です。
りなちゃんは私が大学生のとき、「子犬差し上げます」っていう情報を見て、家族の許可とかも得ずに譲ってもらったんですね。動物保護をしている個人活動家の方が近所にいて、今でいうトライアルのような感じで譲っていただいて、うちの子になったんです。

―それはそれは家族の方々は驚いたでしょう。

もうめちゃくちゃ驚きました(笑)
母は元々動物があまり得意ではなかったので、最初は「勝手なことをして!」と怒っていました。でも、父と姉は犬が大好きで可愛がってくれたので、だんだん母も「りなちゃん大好き」という風になっていきました。

その後、私は実家を出て「犬を育てたいな」「一緒に暮らしたいな」って思ったときに、りなちゃんのことがあったので、保護犬を迎えようと思って保健所をリサーチしていたら柴犬の千代ちゃんがいたんです。

保護犬千代ちゃんと運命の出会い

―可愛い千代ちゃん。わたし達はSNSで知り合ったので、“うり”と千代ちゃん・ももちゃんの縁なんですよね。あまり自分の意見を言えなかった藍理さんが押し切って、りなちゃんを迎えて、その経験があったから、保護犬の千代ちゃん、保護猫のももちゃんを迎えることができたんですね。

そうですね。その経験がなかったら千代ちゃんやももちゃんを迎え入れることはハードルが高かったかもしれません。

千代ちゃんは命の期限が迫っていたので、すぐに保健所に見に行きました。「キレイな子や人気の犬種の子はお迎えが来たり、保護ボランティアさんが引き出してくれる」って職員の方が言っていました。

でも、千代ちゃんはその時すごくガリガリに痩せて、お尻周りもただれていたり、咳き込んでいたりとかでーあとでフィラリア陽性ってわかったんですけどー多分、引き取られることはないだろうなって思ったら、迷わず「千代ちゃんを引き出したいです!」ってなったんです。

―最初から千代ちゃんって名前がついていたんでしたっけ。

柴犬だったので和風な名前をつけたいなって思っていました。いくつか候補は考えていたんですけど、その時、たまたま本屋さんで『犬の姓名判断』という本を見つけたんですね。8画だと『それまでの犬生を変える運気があるから保護犬にお勧め』みたいな内容を見て、候補の中から漢字で『千代』と決めました。

センターから出した時は多分5,6歳だったんですが、2021年に千代ちゃんが「虹の橋」を渡ったその日まで、ずっと11年間大事な存在でした。今は2015年に家族に迎え入れたももちゃんと千代ちゃんの思い出話をしています。

―今も千代ちゃんがそこにいるみたいですよね。

本当にそうですね。

経験が幸福度を上げる“犬を巡る旅”

―藍理ちゃんはうりにも会いにきてくれましたが、他にも色々会いに行っている子がいるんですよね。すごいパワーだと思いました。

そうなんです。「会いたい!」って思ったらすぐに会いに行きます。
実際に会えたという『経験』が私の幸福度を上げてくれるので、会いたいとう想いはどんどん実現させていきたいです。

―日本全国津々浦々(笑)

そこまではまだまだですが、うりちゃんはもちろん、祐子さんも知っている仙台のマリちゃんとケロちゃん(写真上)。

―うん。マリケロちゃん。

マリちゃんは東日本大震災のとき、マリちゃんをもともと飼っていたお家の方が犬を置いたまま避難されてしまって、そのまま戻らなかった保護犬なんですね。被災犬です。

保護主さんが引き取ってからマリちゃんは緑内障になってしまって…でも目の見えないマリちゃんとケロちゃんをバギーに乗せて、色んなところに出掛けるマリケロちゃんママとは、もう2回も会っていて、今、すごくお洒落に復興した閖上のカワマチテラスなどで一緒にお茶したりして楽しみました。

―私もSNSで報告が上がってくるのを楽しみに見ていました。仙台は可愛いワンズにも会えて、美味しいものも食べられて(笑)。

最高の経験です!
あと他にも、和歌山の保護センターから引き出した、こむちゃん・シルちゃん・つぶちゃんという雑種のワンチャンたち(写真下)。

埼玉にいる34㌔もある大型犬の力丸君。この子も雑種の子で上野で待ち合わせして会いました(同)。

千代ちゃんのドッグラン仲間だったクマちゃんというワンちゃんは沖縄に引っ越しちゃったんですけど、それでも2度沖縄まで会いに行ったりしました(同)。

―すごいね!“犬を巡る旅”。あとは北海道も行きたいよね。

「来ていいよ」という方がいたら、ぜひ連絡をください(笑)

―DMがバンバン来そう(笑)

背筋をシャンとしよう!

―せっかくなので、藍理さんのように背筋がシャンとするやつ教えてください。

では、一旦、体をリセットする方法を教えます。
まず座っていても、立っていてもいいので、背中を丸めて一回ダラ~んとします。
そうすると、自然と息も吐けるし全身が弛みますよね。ダラーん。
そこから背中をすっと伸ばして、肩を一回後ろに回して胸を張ってください。
そうすると、意識しなくても自然に息が吸えますよね。
これで気持ちも姿勢も切り替えられるので、気分転換とか同じ姿勢を続けていた時など意識して行うと体内の状態がリセットされるのでお勧めです。

―一回ダラーンと丸めてから、伸ばすところに意味があるんですね。

そうですね。

―シャキーン。ちょっとはしたかな?どうかな?

おっ!出来てまーす!

―じゃあ、何か1曲。シャキーンとなる曲をおかけしましょうか。

はい。普段好きなのはヒップホップ系なんですけど、20代の頃、初めて聞いた時にイントロがとても素敵で、今でも落ち着いて作業をするときにはよく聞く、この曲をお願いします。Vanessa Carltonの『A Thousand Miles』です(楽曲はYouTubeにリンクされています)。

自分が得意な“体と心の健康”で貢献したい

―今探してる宝物はなんですか?

自分が得意とする「心と体の健康」で誰かのために貢献できればと思っています。
この秋には美容や健康に特化した会社を設立予定です。会社を軌道に乗せ、世の中に大きく貢献できるようにしていくことが今の夢です。なので、その夢を実現させられたら、また新しい宝物に出会えるだろうと思っています。

―その夢、ぜひ応援させてください。今日はお話しを聞かせていただいたお礼にもう一杯いかがでしょうか。

ありがとうございます。じゃあ、カフェオレのおかわりをお願いします。

―ごゆっくりお過ごしくださいませ。

ありがとうございます。

加藤藍理さんのアメブロは『こちら』

番組サイト⇒『犬とあなたと珈琲と。』

インタビューと文:白田祐子(しらたゆうこ)

うり店長のInstagramは『こちら』
ル・ブラン湘南のInstagramは『こちら』

白田祐子(しらたゆうこ)

プロフィール:日本心理学会認定心理士。ヒトと犬の心と行動カウンセリングラボ「ル・ブラン湘南」代表/ドッグカウンセラー。
1990年代から犬の行動や心理を独学し、保護施設などでしつけのボランティア活動を開始。現在のパートナーは2005年生まれの雑種の女の子で名前は“うり”。
大学で心理学を専門的に学び、人と犬の関係や犬の心の成長の研究を行い独自のメソッドを確立する。2013年にパーソナルドッグカウンセリングを開始。人と犬のパーソナリティを重視したコーチングは特に多くの女性に支持されている。

里親制度の普及や地域行政と連携した“犬のしつけ”相談業務など、教育、行政、法律と多方面で人と犬の問題に向き合っている。
愛玩動物飼養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、ペット災害危機管理士、小動物防災アドバイザー、猫防災アドバイザー他、ペット関連資格多数。2014年より神奈川県動物愛護推進員、湘南ビジョン大学講師。2019年よりFM83.1Mhzレディオ湘南にレギュラー出演中。

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