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犬が長生きする食事ってある?

今回も心理士でドッグカウンセラーのしらたゆうこがパーソナリティを務めるラジオ番組“宝製菓presents radio café『犬とあなたと珈琲と。』”に寄せられたお便りのご相談にお答えします。

16歳でも若々しいですよね…

ご質問内容:TAKARA CAFÉのうり店長は16歳と言っていますが、とても長生きですよね。Instagramをみても若々しいですが本当に16歳なのでしょうか。なにを食べさせてきたのでしょう。わんこ大好きミルクガールより。

ありがとうございます。うり店長は本当に16歳ですよ(笑)

犬の平均寿命はだいたい14歳とちょっとくらいだそうです。
ペットの保険会社によると小型犬で12歳〜15歳、 大型犬は11歳〜13歳位なので、確かに中型犬の16歳は平均寿命かすると長生きの方ですよね。

それに“うり”は、未だに走ったり、はしゃいだりもします。目も鼻も真っ黒で艶々していて、毛ぶきもいいので見た目も年齢より若くみえるかもしれませんね。

少しは旬のものを

そこで「何をたべさせてきたのでしょう…」というご質問ですね。

ずっと『ドライフードにトッピング』です。
うりは子供の頃から好き嫌いがとても多くて、普通の犬なら大好物であろうフルーツ類や生野菜は一切食べません。肉も羊と鶏以外は嫌いのようです。

ですので、バリエーションはあまり豊かではありませんが、肉・魚・野菜と白米を茹でて(我が家ではリゾットと呼んでいます)、トッピングしています。それぞれ旬の食材を使って変化をつけたり、大好物のテッパン食材は常にキープするよう工夫しています。ただ、缶詰やパウチパックも使いますから『手作り食を頑張っている』という感じではありません。

その代わりフードやおやつ選びはとても気を付けています。

フードの選び方基本の3つ

私はドッグフードの選び方や食事に関するセミナーも開いています。
重要な点を一度にお伝えすることができず残念ですが少しでも参考になるかもしれませんので『フードの特徴』を見分ける方法を3つご紹介しようと思います。

キャッチコピーはあてにせず、大切なのは『パッケージの裏側』ですよ。

原材料表示の順番に注目

原材料の1番目と2番目になにが書かれているか。
原材料表示は「その材料に占める重量の割合の多いものから順に記載する」というルールがあります。ですから、最初の方に小麦やトウモロコシなどが列挙されているものは「ほぼ炭水化物」で出来ていると思って間違いありません。犬は雑食よりの肉食ですので穀物中心のフードがうちの子に合っているのかを考えてみるといいと思います。

原材料名を読んでみよう

スーパーで買えるモノが書かれていますか。
例えば、鶏やサーモン、枝豆やブルーベリーなど読んで理解できる“食材の名前“が具体的に書かれているでしょうか。メーカーによっては「国産若鶏の胸肉」など細かく書かれているモノもあります。


或いは、カタカナばかり書かれているかもしれません。カタカナばかりのものは、必要な栄養素を固めたサプリメントに犬が好む味と香りを付けているというイメージです。このような商品は賞味期限が長いのも特徴です。

添加物の必要性

添加物は入っていませんか。
特におやつだと一目瞭然。チキンジャーキーの原材料名は「鶏」。それ以外の材料は本来必要ありませんよね。香料や着色料、BHTやBHAなどの防腐剤は健康を害する可能性が高いことがわかっていますので、原材料以外に何が使われているかをしっかり見ることが大切です。

以上の3つが「基本のき」。
更に深く読み取ることもできますが、まずは上記の3つを確認するとおやつやフードの特徴がわかると思います。

どうでしょう。ミルクガールさん、少しは参考になったでしょうか。安全な食品をバランスよく、楽しく、適量食べる。それが一番大切なことだと思います。

この記事はラジオ番組:radio café『犬とあなたと珈琲と。』(毎週金曜16:00~16:29/FM83.1Mhzレディオ湘南)の2022年6月10日放送分の内容を一部修正したものです。

本記事は「こちら」から視聴可能。後半部分にお便りのコーナーがあります。
レディオ湘南は世界中どこからでもワンクリックで視聴可能です。
番組サイトにもぜひ遊びにきてください→『犬とあなたと珈琲と。』

◎『With a Dog』は犬の認知行動療法と飼い主のコーチングという“心理学を軸”としたドッグトレーニングを行う立場から、ヒトと犬の心と行動の関係についてお伝えしています。

文:白田祐子(しらたゆうこ)

Instagram:@doggy_uri
      @ル・ブラン湘南

白田祐子(しらたゆうこ)

プロフィール:日本心理学会認定心理士。ヒトと犬の心と行動カウンセリングラボ「ル・ブラン湘南」代表/ドッグカウンセラー。
1990年代から犬の行動や心理を独学し、保護施設などでしつけのボランティア活動を開始。現在のパートナーは2005年生まれの雑種の女の子で名前は“うり”。
大学で心理学を専門的に学び、人と犬の関係や犬の心の成長の研究を行い独自のメソッドを確立する。2013年にパーソナルドッグカウンセリングを開始。人と犬のパーソナリティを重視したコーチングは特に多くの女性に支持されている。

里親制度の普及や地域行政と連携した“犬のしつけ”相談業務など、教育、行政、法律と多方面で人と犬の問題に向き合っている。
愛玩動物飼養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、ペット災害危機管理士、小動物防災アドバイザー、猫防災アドバイザー他、ペット関連資格多数。2014年より神奈川県動物愛護推進員、湘南ビジョン大学講師。2019年よりFM83.1Mhzレディオ湘南にレギュラー出演中、2022年4月(毎週金曜16:00~16:30)から新番組『radio cafe犬とあなたと珈琲と。』がスタート。

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