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シニア犬との暮らしはどうですか?

今回も心理士でドッグカウンセラーのしらたゆうこがパーソナリティを務めるラジオ番組“宝製菓presents radio café『犬とあなたと珈琲と。』”に寄せられたお便りのご相談にお答えします。

シニア世代の保護犬を迎えたい

ご質問内容:メロンパンさんからいただきました。
祐子さん、うり店長こんにちは。今、保護犬を家族に迎えたいと思っています。しつけなどにそれほど手の掛からないという7歳位の中型のメス犬を勧められました。確かに穏やかですっかり落ち着いた様子で初心者でも安心して飼えると思いました。でももうシニアと言える年齢です。うり店長は16歳ですがシニアの暮らしはどうですか。

ありがとうございます。
シニア犬の暮らしについてのご質問ですね。

犬の7歳は人間で何歳くらい?

犬の7歳は人間に換算すると小型犬だとだいたい44歳、大型犬だと54歳くらいと言われています。ですから中型犬だと、50歳前後といったところでしょうか。

人間の年齢だとシニア入りにはちょっと早いという印象ですが、犬の場合は7歳でシニアと呼ばれますよね。

7歳って確かに「若い時よりも体力が落ちてきたかな」。そういうことに気付き始める年齢のように思います。視点をかえると、犬と静かに暮らしたい方には、シニア期の犬とスローペースで過ごすのがいいと思います。

老化現象の現れ方は様々

老犬になると人間同様できないことはもちろん増えてきます。

しかも、老化現象の現れ方は様々です。
小型犬の10歳12歳でも、目が見えずらくなったり、歩行が困難になる子もいます。老いによる補助や介助が必要になる前に、病気や事故で旅立ってしまう場合も多いですよね。ですから色々なことを想定しておく必要はあるかもしれません。

介護に疲れたら愚痴るのもよし

シニア犬はとっても可愛いですよ。

私はInstagramで色々な方の老犬投稿を見させてもらっていますが「ご飯を食べた!」「水を飲んだ!」というだけで、温かな、何とも言えない気持ちになります。

キャプションを読むと「夜中に徘徊が始まって全然眠れなかった」「寝ていたら叫び声が聞こえたので見に行ったら、家具の隙間に挟まっていた」とか、シビアな内容も多いんですが、そこに添えられている写真がちょっと笑えて可愛い。

実際「眠れないのは辛いですね」「頑張っているママを尊敬します」などのコメントがある中に、「可愛いー」とか「なぜそこに!」とか、ポップなコメントをする方もいるんですね。そうすると投稿者も「このポーズ笑えるよね」って、笑い話になっていく。

眠れないとか体力的な苦しみは楽にはならないけれど、心は軽くなっていく。

だから疲れた時、困った時は一人で悩まずに、同じ境遇の人に話してみる。SNSでもリアルでも、ちょっと愚痴になっちゃっても、いいんじゃないかなって私は思っています。

老犬は勇気を振りまく!

うりもお散歩では「頑張ってね」と、道行く人達に声を掛けられることが多いです。

特に高齢の方はシンパシーを感じるのか「人間ですと90歳以上ですよ」って答えると、「じゃあ、私もまだまだね。がんばらなきゃ」「元気を貰ったわ」って、みんなが笑顔になります。

老いていけば、人間のサポートなしでは、何もできなくなる日もくるかもしれません。

あちこち病気にもなるかもしれません。

時間的にも経済的にも負担は増えるかもしれません。

でも、その愛おしさやゆっくり流れる時間は経験した人にしか味わえないと思っています。私もうりや老犬の仲間たちに色々なことを教えてもらい、貴重な体験させてもらっていると思っています。

どうでしょう。
メロンパンさん。少しは参考になったでしょうか。素敵な出会いがあるといいですね。

この記事はラジオ番組:radio café『犬とあなたと珈琲と。』(毎週金曜16:00~16:29/FM83.1Mhzレディオ湘南)の2022年10月14日放送分を修正しました。

本記事は「こちら」から視聴可能。後半部分にお便りのコーナーがあります。
レディオ湘南は世界中どこからでもワンクリックで視聴可能です。
番組サイトにもぜひ遊びにきてください→『犬とあなたと珈琲と。』

◎『With a Dog』は犬の認知行動療法と飼い主のコーチングという“心理学を軸”としたドッグトレーニングを行う立場から、ヒトと犬の心と行動の関係についてお伝えしています。

文:白田祐子(しらたゆうこ)

うり店長のInstagramは『こちらから』
ル・ブラン湘南のInstagramは『こちらから』

白田祐子(しらたゆうこ)

プロフィール:日本心理学会認定心理士。ヒトと犬の心と行動カウンセリングラボ「ル・ブラン湘南」代表/ドッグカウンセラー。
1990年代から犬の行動や心理を独学し、保護施設などでしつけのボランティア活動を開始。現在のパートナーは2005年生まれの雑種の女の子で名前は“うり”。
大学で心理学を専門的に学び、人と犬の関係や犬の心の成長の研究を行い独自のメソッドを確立する。2013年にパーソナルドッグカウンセリングを開始。人と犬のパーソナリティを重視したコーチングは特に多くの女性に支持されている。

里親制度の普及や地域行政と連携した“犬のしつけ”相談業務など、教育、行政、法律と多方面で人と犬の問題に向き合っている。
愛玩動物飼養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、ペット災害危機管理士、小動物防災アドバイザー、猫防災アドバイザー他、ペット関連資格多数。2014年より神奈川県動物愛護推進員、湘南ビジョン大学講師。2019年よりFM83.1Mhzレディオ湘南にレギュラー出演中、2022年4月(毎週金曜16:00~16:30)から新番組『radio cafe犬とあなたと珈琲と。』がスタート。

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