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愛情表現?愛犬からの顏舐めに困った!


今回も心理士でドッグカウンセラーのしらたゆうこがパーソナリティを務めるラジオ番組“宝製菓presents radio café『犬とあなたと珈琲と。』”に寄せられたお便りにお答えします。

やめさせるのは
愛情の拒否になりそう

今回のお便り:ペロママさんからいただきました。
我が家の愛犬は私の口や顔をやたら舐めます。仕事から帰宅した時は飛びついてきてぺろぺろします。お化粧もしているので犬の健康に悪いかなとも思いますし、抱っこしている時、人前で舐めてくるときはちょっと困ったりもします。ただ、止めさせるのは愛情の拒否になりそうで心配です。何かいいアイデアはありませんか。

🐾🐾🐾

はい。愛犬が顔を舐めてくるのをやめさせる方法はあるの?という質問ですね。

もともとは
ご飯の催促

外出から帰ってきたとき、愛犬が飛びついてきて口や顔をなめようとする。そういうご家庭は多いのではないでしょうか。これは犬の習性の一つでもあります。

犬が野生で暮らしていた頃は、母犬が戻ってくると「食事にありつけるかもしれない」という期待がピークに達して興奮します。そして母犬の口元を舐めることで、母犬は食餌を吐き戻し、子犬はそれを食べることができたんですね。

でも、私たち人間にする場合は「ご飯の催促」「食べ物をねだる」というよりも、甘えている証拠です。ペロママさんが言うように愛情表現の一つで、母犬のように慕っているという証と言えるでしょう。

相手を落ち着かせる
ときも

ただ、別の意味もあります。
たとえば、愛犬のイタズラなどを叱った時や誰かとお喋りに夢中になったり、突然大声で笑ったりした時なども舐めてきたことはありませんか?これは犬同士のコミュニケーション方法の一つで「まぁまぁ落ち着いて」と言っているんですね。

犬は争いを避けるために相手の口元を舐めてなだめる行為をします。お友達と夢中になって話しをしたり笑いあうことが、犬には興奮状態に見えたり感じたりすることもあるのですね。

それから、叱られそうなときや、叱られた後などは「そんなに怒らず、ここは穏便に…」って、舐めて許しを請うたり、「怒られるのかな…嫌だな…」と不安を感じても舐めてきますので、ストレスがかかっている合図の場合もあります。

別の愛情表現の
仕方を教えよう


口舐め顔舐めがちょっと激しくて「やめさせたいな…」って思っていても、「愛情表現だよね」って知っているのにやめさせるのは、ちょっと心配という方もいるかもしれません。拒否ばかりでは、ちょっと可哀想ですよね。でも、あまりしつこくて困るようであれば、別の愛情表現の仕方を教えてあげるといいと思います。

たとえば、帰宅したら一旦座らせます。
座ったら褒めて撫でてあげます。先に愛情をこちらから示すのです。もし、すぐに飛びついて顏舐めをしてきたら、それは「愛のお返し」です。愛のお返しは一度だけ受けとめて、また座らせて褒めてあげます。

犬は「愛のお返し」よりも、「愛を受け取りたい」という気持ちの方が強いので、ママやパパが外出から帰って来た時はお座りをする。そうしたら、たっぷり褒めてもらえて撫でてもらえる。そう学習できれば、飛びつき行為自体が少なくなり、結果、顔舐めも減っていくはずです。

どうしょう。ペロママさん、少しは参考になったでしょうか。
強めの愛情表現には「もっと自分を見て!」という愛の欲求も隠されているのかもしれません。寂しさや不安感も感じているかもしれません。相思相愛であることが伝わって、いつでも安心してもらえるようになるといいですね。

関連記事:『顔をしつこく舐めてくる愛犬。どうすればいい?』

この記事はラジオ番組:radio café『犬とあなたと珈琲と。』(毎週金曜16:00~16:29/FM83.1Mhzレディオ湘南)の2022年11月18日放送分を修正しました。

本記事は「こちら」から視聴可能。後半部分にお便りのコーナーがあります。
レディオ湘南は世界中どこからでもワンクリックで視聴可能です。
番組サイトにもぜひ遊びにきてください→『犬とあなたと珈琲と。』

◎『With a Dog』は犬の認知行動療法と飼い主のコーチングという“心理学を軸”としたドッグトレーニングを行う立場から、ヒトと犬の心と行動の関係についてお伝えしています。

文:白田祐子(しらたゆうこ)

うり店長のInstagramは『こちらから』
ル・ブラン湘南のInstagramは『こちらから』

白田祐子(しらたゆうこ)

プロフィール:日本心理学会認定心理士。ヒトと犬の心と行動カウンセリングラボ「ル・ブラン湘南」代表/ドッグカウンセラー。
1990年代から犬の行動や心理を独学し、保護施設などでしつけのボランティア活動を開始。現在のパートナーは2005年生まれの雑種の女の子で名前は“うり”。大学で心理学を専門的に学び、人と犬の関係や犬の心の成長の研究を行い独自のメソッドを確立する。2013年にパーソナルドッグカウンセリングを開始。人と犬のパーソナリティを重視したコーチングは特に多くの女性に支持されている。

里親制度の普及や地域行政と連携した“犬のしつけ”相談業務など、教育、行政、法律と多方面で人と犬の問題に向き合っている。愛玩動物飼養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、ペット災害危機管理士、小動物防災アドバイザー、猫防災アドバイザー他、ペット関連資格多数。2014年より神奈川県動物愛護推進員、湘南ビジョン大学講師。2019年よりFM83.1Mhzレディオ湘南にレギュラー出演中、2022年4月(毎週金曜16:00~16:30)から新番組『radio cafe犬とあなたと珈琲と。』がスタート。

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