ブログ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. ラジオカフェ
  4. 犬とあなたと珈琲と。Vol.41 古賀 太平洋
 

犬とあなたと珈琲と。Vol.41 古賀 太平洋

聞逃し配信中(オープニングや曲はカットされています)
ミキサー:レディオ湘南 高橋優佳

宝製菓presents radio café『犬とあなたと珈琲と。』FM83.1MHz レディオ湘南(毎週金曜 16:00~16:29)

放送中湘南の海を見下ろす、小さなコーヒーショップ「TAKARA CAFÉ」。ここで“宝物”の話をすると探し物が見つかるとか?…オーナーは心理士でドッグカウンセラーのしらたゆうこ。店長はカフェオレ色の17歳、愛犬の“うり”。美味しい珈琲を飲みながら、お客様との会話に耳を傾けてみませんか。

今回のお客様は『湘南しり餅』でお馴染み、株式会社太平洋企画代表取締役の古賀太平洋さん。『湘南しり餅』は毎朝ケヤキの臼と樫の杵でついたお餅を一日中蒸し器でキープ。生餅やよもぎ餅はもちろん、つきたて生餅の生地で包んだ大福をいつでも味わえます。ところで何故「お餅?」。古賀さんは起業前から餅つきパフォーマーとして活躍。重い杵を空中に投げたりお腹の上で回したり、そのパフォーマンスは驚くほどアクロバティック。にこやかで力強い古賀さんがお餅をつき、お餅を持てば縁起の良さはなんだか倍増。お汁粉の恋しい季節。キッチンカーでつきたての一杯をどうぞ!


―こんにちは、古賀さんお久しぶりです。ようこそお越しくださいました。

古賀太平洋さん(以下 古賀):こんにちは。お久しぶりです。あっ、本当に看板犬がいるんですね。

―そうなんです、うり店長です。よろしくお願いします。古賀さんワンチャンは大丈夫ですか?
古賀:犬はもともとうちでも飼っていましたんで大丈夫ですね。

餅は餅屋!


―古賀さんは株式会社太平洋企画の代表取締でいらして「太平洋」はお名前ですよね古賀太平洋さん。太平洋企画さんは二つの事業を展開されていますよね。一つは葬儀事業、もう一つが飲食事業。その飲食事業で展開しているのが『湘南しり餅』というお餅屋さん。古賀さんの雰囲気にピッタリな印象のネーミングで面白いんですがお餅は真面目につきたてで美味しいですよね。

古賀:ありがとうございます。『湘南しり餅』はもともとキッチンカーからのスタートだったんですが、ありがたいことにとても好評を得まして、美味しいお餅をより多くの皆様にお届けできるようにと思い、2021年4月に西鎌倉に店舗をオープンしました。

―西鎌倉のお店はモノレールの駅からすぐで、私も時々お邪魔しています。最初はキッチンカーだったんですよね。

古賀:はい。つきたてのお餅ってとっても美味いんですけど、なかなか食べる機会ってないじゃないですか。それで「自分で売ろうかな。そうしたら、みんな喜ぶんじゃないかな」って以前から思っていました。その時にちょうど、仕事で繋がりのあった江の島の施設さんで「キッチンカーの出店を募集していますよ」という話を聞きまして、「これも御縁だな」と思って、キッチンカーでのお餅の販売を開始しました。

恩返しに江の島で
お餅をふるまいたい

―キッチンカーの出店募集があったから「よしキッチンカーを持とう!」って思ったんですね。確かにキッチンカーでの販売を先に考えた場合「どこに出店するか」が一番の課題になりますものね。売る場所は先に決まっている。それはチャンスでしたね。

古賀:はい。実は私は東京生まれ、東京育ちで『太平企画』も都内で立ち上げたんです。でも、事業がうまくいかない時期に、湘南地区の病院にお声掛けをいただきまして、そのおかげで、事業が軌道に乗って家族で藤沢に引っ越ししてきたんです。ですから、私なりに「湘南に恩返しをしたいな」という気持ちもあったんです。江の島は外国人も含め、観光客が多い場所ですし「ここでお餅をついて、ふるまうことができたら色んな方に喜んでもらえるのではないか」って思っていました。

餅つきパフォーマーの
経験を活かして


―普通はなかなか「お餅」にスポットライトを当てないと思うんですが、古賀さんはお餅の申し子…餅つきパフォーマーなんですよね。私も以前パーティー会場で生のパフォーマンスを拝見しました。あの時はパフォーマーは3人位いらっしゃったのかしら…、とにかく圧巻で大盛り上がりでしたよね!

古賀:ありがとうございます。盛り上がっていたのでしたら一安心でございます。

―餅つきパフォーマーのキャリアは本業よりも長いとか

古賀:そうですね。葬儀社を起業したのが30歳からですので、餅つきパフォーマーは新橋勤務の王道サラリーマンをしていた時代からはじめています。

―じゃあ、パフォーマー歴は15年位でしょうか?そもそも、どんなきっかけがあったんですか?

古賀:大学を出てから、リクルートの子会社で求人記事をつくる仕事をしていたんです。そうしたら、「餅つきパフォーマー募集」って求人を自社の広告の中で見ました。それが、東京の渋谷にあります“餅つきパフォーマンス集団”『めでたや』という会社で、一目見て「これは面白そうだな」と。それで面接に行ってすぐに採用されました。サラリーマンをしていましたので土日や年末年始など、会社が休みの時にお手伝いさせていただきながら、稽古もつけていただいていました。

―杵を空中で回転させながら投げたり、おなかの上で回転させたりアクロバティックショーみたいな華やかさもあって、実際に見てみないと、その完成度の高さや面白さなどはイメージできないと思うんですけど、相当な練習量だったんじゃないですか?

古賀:そうですね。あのパフォーマンスは江戸時代から親しまれた餅つきを「めでたや」さんが、今風にアレンジして生まれたという風に聞いています。とにかくですね、臼も杵も重いですし、投げたりするのもとても難しくてですね、カタチになるまで1年程かかったんじゃないかなと思います。

 まぁ、今はとにかく「つきたての美味しいお餅を食べていただきたいな」と、その気持ちでお餅屋さんの方は頑張っています。もちろん餅つきの出張もしていますので、お声かけいたたければちょっとした餅つきパフォーマンスも披露させていただいています。

欅の臼と樫の杵で
毎朝つきたて


―お店にはいつでもつきたての「生餅」と「よもぎ餅」があって、上品な甘さのあんこをのせた一口サイズの「3食生餅」や、“本日のあんこ”から餡を選べる大福もありますよね。あと、女性は特に大好きはイチゴやメロンや湘南ゴールドなど、季節の果物を包んだフルーツ大福などなど、もっちりしっとり、甘すぎない餡と混じり物のないつきたてのお餅の美味しさが本当にわかります。

古賀:ありがとうございます。「つきたてのお餅」というところにこだわっていますので、毎朝、欅の臼と樫の杵を使って人の手で餅をついています。それを蒸気で保温しながら、つき立ての美味しさを一日中キープしています。


古賀:店舗では通年で人気商品の「抹茶生大福(写真上右)」もおススメですね。また、キッチンカーではその場で食べられるような「生クリームきなこ」「生クリームあんこ」など店舗にはない商品もありますし、今はちょうど寒くなってきましたので、一番人気の「おしるこ(写真下)」もございます。

―つきたてのお餅入りのおしるこは最高ですね。そうそう「抹茶生大福」は中に生クリームが入っていて私のイチオシでした!キッチンカーは江の島以外にも出店されていますから、Instagramでチェックしないと!ですね。

古賀:ぜひぜひチェックしてください!


古賀:『TAKARA CAFE』も『湘南しり餅』に負けず、縁起のいい名前ですけど、お洒落な名前ですよね。

―ありがとうございます。『TAKARA CAFÉ 』は失くした宝物が見つかったり、新しい宝物に出会えたりする。そういう場所になるといいなと思ってつけた名前なんです。
古賀:そうだんたんですね。僕も宝物は沢山ありますけれども。

―ではでは、もしよかったら古賀さんも宝物の話きかせてください。

とにかく
ゲームが好き


―古賀さんの宝物はなんですか
古賀:子供の頃はスーパーファミコンで今は任天堂スイッチですね。

―ゲーマーだったんですね!
古賀:そうですね。子供の頃はずっと家にこもって「ドラクエ」のレベルを上げていました。とてもインドアな小学生だったと思いますね。今は自分の息子と一緒に「スマブラ」をやっている時が一日で一番楽しいです。

―「スマブラ」は「スマッシュブラザーズ」って言う、対戦型アクションゲームで私は全く未知の世界なんですけど、マリオとかピカチュウ、カービィとか、私でも知っているキャラクターたちがお互いをふっとばす対戦モノですよね。そういうのが好きなんですか?

古賀:そうですね。大好きですね。ちょっと前で言うと「ストリートファイター」だとか、そういう格闘ゲームみたいなものはよくやっていましたね。まぁ、あとはロールプレイングゲームだのパズルゲームだのなんでも、一通りゲームならやるかなといったところです。

―息抜き、ストレスの解消になるんでしょうか。
古賀:もちろんです。ただ、ずっとやっているとですね、息子ともども嫁に怒られますので控えめにはしています。

ラグビーのフォワード
だったけど…


―インドアな小学生って仰ってましたが、日大のラグビー部でフォワードのスタメンだったんですよね。子供の頃からスポーツは得意だったんですか?

古賀:そうですね。スポーツは比較的得意ではありましたけれども、どちらかというとゲームの方が好きでしたかね。好き嫌いでいいますと。

―それなのにスタメンで…やっぱり体格がいいからかしら?それともやっぱり運動能力が高かった?

古賀:そうですね。みんな家族は体が大きくて、恵まれているというところはあるんだと思います。

―数年前のラグビーブームありましたよね。盛り上がりましたか?
古賀:僕はラグビーをやるのはあまり好きではないんですけど、見るのは好きなので大変楽しくワールドカップは見させていただきました。

―そうでしたか(笑)。私はラグビー詳しくないので、色々お話し聞けないのですみません(笑)

お餅+食べるラー油


―さて、お餅のプロに聞いちゃいます。お正月用に買ったお餅をまだ食べきれずにいる方もいると思います。なにかおススメの食べ方があれば教えていただけますか。

古賀:僕がよくやるんですが、生餅に「食べるラー油」を乗せて、海苔と一緒に食べるととても美味しいです(写真上)。それから、うちの大福はどうしても生地が普通のお餅なのですぐに固くなってしまうんですが、固くなってしまっても、フライパンに大福を乗せてヘラで押し付けながら焼くとすごく美味しく食べられます。

―「食べるラー油」は絶対に定番になりそうですね!そして焼き大福!美味しそう!長野のおやきっぽい感じになるんでしょうか…。

古賀:そうですね。おやきっぽい感じになるんだと思います。

お餅を上手につくコツ。
気持ちを込めて


―以前はよく町内会の餅つきを見かけましたが、上手にお餅をつくコツってあるんですか?例えば、古賀さんみたいにがっちりした体格の方がしっかりつけるとかありますか?

古賀:特にないんじゃないかなと思いますね。ラグビーの経験や自分の体格を「活かせている」みたいな感覚はないです。餅をつく先輩方も「めでたや」には沢山いらっしゃったんですけど、いろんな体格の方がいらっしゃいまして、色んなお餅のつき方があるので、やはり「気持ちを込めてしっかりつく」。そういうことが、美味しいお餅をつくコツになるんじゃないかなと思います。

 それと、お餅の美味しさは当然ですけれども「もち米」によってきます。『湘南しり餅』では栃木県産の「きぬはなもち」というもち米を農家から仕入れていますので、まぁとにかく基本「ケチらずに良いものをつかう」というのが一番大事なんじゃないかなと思います。

これからの課題は
お土産用餅


―つきたては美味しいですけど、すぐに固くなっちゃうのが欠点ですよね。

古賀:そうなんですよね。生餅はやっぱり「すぐ固くなる」という特性もありますので、地域密着で販売している分にはいいですけど、なかなか遠方の方のお土産には不向きです。これからはお土産用のお餅も開発して、遠方の方にもうちのお餅を楽しんでもらいたいですね。

―それは楽しみにしています。2023年まずは「これからスタート」っていう新商品はありますか?

古賀:オーソドックスですなんですけど、意外とうちは甘いものはあるんですけど、しょっぱいものがないので、大根おろしと醤油で作った「からみ餅」を始めようと思っています。

―あー美味しそう!西鎌倉のお店と江の島、あと最近大船でも出店しているキッチンカー。両方の新商品はチェックですね。新年に向けて、なにお好きな曲をおかけしましょうか。

古賀:じゃあ、以前から京都橘吹奏楽部のファンなんですけど、彼らの十八番でもある軽快なノリの曲をお願いします。『SING SING SING』(楽曲はYouTubeにリンクされています)。

いつかまた
ゲーム三昧の日々を!

―今探している宝物はなんですか。
古賀:プレイステーション6。子供の手がかからなくなった頃に発売されたら、また自室に閉じこもって思う存分ゲームをしたいと思います!

―新年1日2日は江の島で毎年恒例の「祝い餅つき」も披露されていました。いつまでも元気に明るくゲームもしながら、本当の「尻もち」はつかないように、美味しいお餅を届けてください。今日はお話しを聞かせていただいたお礼にもう一杯いかがでしょうか。

古賀:では遠慮なくいただきます。ありがとうございます。


おまけ:季節の大福いろいろ

湘南しり餅のInstagramは『こちら』
株式会社太平洋企画のホームページは『こちら』

番組サイト⇒『犬とあなたと珈琲と。』

インタビューと文:白田祐子(しらたゆうこ)

うり店長のInstagramは『こちら』
ル・ブラン湘南のInstagramは『こちら』

白田祐子(しらたゆうこ)

プロフィール:日本心理学会認定心理士。ヒトと犬の心と行動カウンセリングラボ「ル・ブラン湘南」代表/ドッグカウンセラー。
1990年代から犬の行動や心理を独学し、保護施設などでしつけのボランティア活動を開始。現在のパートナーは2005年生まれの雑種の女の子で名前は“うり”。
大学で心理学を専門的に学び、人と犬の関係や犬の心の成長の研究を行い独自のメソッドを確立する。2013年にパーソナルドッグカウンセリングを開始。人と犬のパーソナリティを重視したコーチングは特に多くの女性に支持されている。

里親制度の普及や地域行政と連携した“犬のしつけ”相談業務など、教育、行政、法律と多方面で人と犬の問題に向き合っている。
愛玩動物飼養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、ペット災害危機管理士、小動物防災アドバイザー、猫防災アドバイザー他、ペット関連資格多数。湘南ビジョン大学講師。2014年より神奈川県動物愛護推進員。2019年よりFM83.1MHzレディオ湘南に出演中。

関連記事

カテゴリー

  • ラジオカフェ
  • 犬の心理
  • 講演・イベントレポート
  • お悩み相談
  • 犬と暮らす
  • 日々のあれこれ
  • うりパイセンの独り言
  • 湘南しっぽラジオ
//サムネイルを取得 //ここから構造化データの記述