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犬とあなたと珈琲と。Vol.56

聞逃し配信中(オープニングや曲はカットされています)
ミキサー:レディオ湘南 高橋優佳

宝製菓presents radio café『犬とあなたと珈琲と。』FM83.1MHz レディオ湘南(第1.第3土曜 16:00~16:29)放送

湘南の海を見下ろす、小さなコーヒーショップ「TAKARA CAFÉ」。オーナーは心理士でドッグカウンセラーのしらたゆうこ。店長はカフェオレ色の17歳。愛犬の“うり”。美味しい珈琲を飲みながら、お客様との会話に耳を傾けてみませんか。

今回のお客様は大日本プロレスの岡林裕二選手と広報の広瀬千尋さん。最強タッグでご入場!岡林選手は高校時代ウェイトリフティングで活躍。自衛隊体育学校に入学後はオリンピックを目指し訓練していました。「そろそろ部隊に戻れ」と言われたある日、偶然、目に飛び込んできたのが売店に並ぶ「週刊プロレス」。鋼のような肉体と柔軟な精神、強さと笑顔のギャップ!超絶軽快なトークを繰り出す広瀬さんと岡林選手のトークバトルは30分一本勝負じゃ物足りない!放送は私の故郷北海道と大ファンの講談師の話が多めなのが恐縮でありますが、温度低めと言われる私がちょっと高めです。実は「プロレスファン」と公表した日でもあり、もちろん帰り際には抱き上げてもらいました!(写真は4月時点)


―いらっしゃいませ。岡林さん、広瀬さん、ようこそお越しくださいました。広瀬さんが「今度うちの岡林選手を連れてくる」と仰っていたので、とても楽しみに待っていました。

広瀬・岡林 こんにちは!
広瀬 いやぁ、祐子さん。ちょっと連れて来ちゃいましたよー

岡林 あー、ここが!いい店ですね。
広瀬 はじめて?
岡林 はじめて。祐子さんですか、どうも、はじめまして

―はじめまして。ナマ岡林選手!裕二さんって呼んでもいいですか(笑)

岡林 もちろん裕二で。裕二でお願いします
広瀬 祐子と裕二で今日はよろしくお願いします

―お会い出来て光栄です
岡林 いいっすね、雰囲気が
広瀬 いやぁ、今日はうちの『大日本プロレス』の岡林裕二を連れてきたのは、祐子さんに会わせたいから連れてきたんですけど

―ええ…
広瀬 祐子さん!そんな、ドキドキとした目で見ちゃダメですよ(笑)。噂に聞いたら、祐子さんプロレス好きらしいですよ
岡林 えっ!

―そんな話をどこから聞いてきたんですか。
広瀬 そりゃあもう、色んな情報を得ていますから私は。しかも、結構、ナマでプロレス観たことあるって
岡林 えっ!そうなんですか?

―そうですね。プロレスを観るときは最前列か2列目まで…
広瀬 これは、結構なプロレスマニアだね
岡林 おー!結構、そうですね

―場外乱闘の時に汗が飛び散ってくるのが…

広瀬 場外乱闘って!祐子さんのお美しい顏から「場外乱闘」って言葉が出るとは思いませんでしたけど
岡林 そうですね
広瀬 びっくりだわー(笑)

―クーン…

広瀬 あれ、なんか聞こえました?どこ?
岡林 なに?かわいい!
広瀬 わんちゃんというより、わんさんってくらいの貫禄ありますけど

―ありがとうございます。店長のうりです

広瀬 うりさん!
岡林 うり!

―17歳ですが頑張っています。

広瀬 大先輩じゃないですか。
岡林 大先輩!

―わんちゃん大丈夫ですか?

広瀬・岡林 全然大丈夫です。大好きです。うりちゃん…うりさん

岡林 だって17歳って…
広瀬 ねっ、人間で言ったら200歳位でしょ(笑)

岡林 そうですよ(笑)
広瀬 すごいわ、丁重に扱いましょう。あまり大声とかで喋っちゃいけないんじゃない?びっくりしちゃうから。
岡林:そうですね。

―ありがとうございます。

広瀬 私はタカラスペシャルのブレンドで。
岡林 えーと、クリームソーダ!

広瀬 いや、ちょっと!コーヒーをお願いしますよ。コーヒーが美味しいんだから。
岡林 あっ!カフェオレ!アイスで、アイスカフェオレで!(笑)

大日本一筋15年
仲の良さも秘訣?


―岡林さん。岡林裕二さんは『大日本プロレス』の中枢ともいえる大人気の選手でいらして、2008年に入門されてらっしゃるんですよね。今年で15年目ですか?

岡林 そうです

―デビュー戦は6月でしたよね。本当にちょうど15年なんですね。おめでとうございます。

岡林 ありがとうございます
広瀬 あー、もう15年ですか
岡林 早いですね。あっという間ですよ、本当に。なんだか駆け足で15年走ってきたなっていう感じですよね。

―デビュー当時から、すぐに大人気で。デビュー戦は勝利されたんですよね?

岡林 いやいや負けましたよ。
プロレスの試合というよりね「力持ちの兄ちゃんがリングに上がって闘っていた」みたいな。そういう感じでしたよ。本当に。試合として成立していなかったなという。

―その初々しさはわかります。

広瀬 半年で勝利は早い方ですね。レスラーだったら
岡林 そうですか?そうですね…1年とかの選手もいますからね

広瀬 すごいよ。

―広瀬さん…千尋さんは『大日本プロレス』の広報や営業・物販など「縁の下の力持ち」として、ラジオ番組などにも多数ご出演されていて、本当にお忙しいかと思います。

広瀬 藤沢のレディオ湘南さんで『いっちゃんのSUNDAY STREET』っていう番組があって、そこの第二日曜日だけ『広瀬千尋の登竜門』っていうコーナーをやらせてもらっているんです。そもそもそれね、大日本プロレスにいた川上選手がやっていたコーナーなんですよ。彼が大日本を退団して、移籍しちゃったんですけども‥‥引き継いじゃってまーす!(笑)
岡林 いやぁ、さすがですね。

―さすが!

広瀬 こんな出たがりのスタッフいます?コーナーを引き継ぐって。しかも、他の選手にやらせればいいのに「私やりますんで」みたな(笑)

岡林 前に前に…
広瀬 前に前に!
岡林 どんどん
広瀬 どんどんどんどん!

―仲の良さなど、一丸になっているっていう感じがすごくいいですね。

広瀬 本当ですか?ありがとうございます。確かにね、そういうところあるかもしれないですね。大日本プロレスは。

全国津々浦々…
巡業の旅!


―先日このチラシをいただいたんですけども

広瀬 あー持ってくれている。嬉しいですね

―毎月、後楽園ホールで試合があるんですね。

広瀬 そうなんですよ。祐子さん5月28日ちゃんと見ました?5月28日日曜日ね、お昼に後楽園ホールがあるんですよ。その日の夜、名古屋でも試合ありますから。

―えー!

岡林 そうだ…。
広瀬 このあり得ない。同じ日に名古屋と水道橋のダブルブッキングっていう。

―えー!

岡林 ねー、俺もびっくりした。
広瀬 びっくりした!いやいや、当事者なんだけどね。


―チラシには後楽園しか書いていませんけど、地方の大会もすごく多いなっていう印象です。私は札幌の出身なんですけど

広瀬 あっ!
岡林 そうなんですか!

―そうなんです。北海道でもすごく大会をされているので、とても嬉しい気持ちになっていて…岡林さんはデビュー戦が釧路でしたよね。

岡林 釧路です。それが北海道のツアーの最初の方だったんです。そこからツアーをずーっと回って。デビューしてからずっとですね。

広瀬 それこそ『大日本プロレス』にとって北海道っていうのは、もう「フランチャイズチェーン」みたいな(笑)そんな感じです。北海道のシリーズだけで年に2回、時々3回位やっています。札幌とか旭川とか大きい街もそうなんですけど、士別(しべつ)とか、倶知安(くっちゃん)とか…

―厚岸(あっけし)とか、根室とか端の方でもやってらっしゃるのを見て、「わー!」って思ったんです。何かきっかけがあったんですか?

広瀬 北海道には『大日本プロレス』のエリアマネージャーがいるんです。でも、彼がいるだけではなくて、苦しい時にいつも北海道のお客さんに支えてもらっていたので、年に2回か3回は行って「試合と言う名の恩返し」をさせていただけたらなと。そういうことで、札幌はもう何百回行ったかっていう

岡林 そうですね
広瀬 うん…。

岡林 だから、北海道は年に3回は行くんですけど
広瀬 今、私が言ったんですけど。えっ?嘘でしょ?聞いてる?(笑)

岡林 その間、二連戦とかやりますよね。札幌二連戦とか
広瀬 そうそう。4月は北海道ツアーがあって帰ってきて。5日位開けて西日本巡業が入ったりとか、5月は名古屋もあるし、小田原もやったり。岡崎もあるね。結構、色々な場所で幅広くやらせてもらっています。

食べ物の話になると
熱くなるんで!


―岡林さんは高知県出身ですよね。日本全国、色々と廻るなかで、楽しみにしているコトやどこか印象に残っている場所ってありますか。

岡林 自分はやっぱり食べることが好きなので「食べ物」。あんまりオフっていう時はないんですけど、そこの地元の美味しいものとか

―ジンギスカンとか?
岡林 ジンギスカン!最高っすね。

―ラーメンとか
岡林 ラーメン!あと海鮮モノ

広瀬 ちょっと、ちょっと!祐子さんに近づき過ぎだって。食べ物の話になったら
岡林 祐子さんもね、ちょっと(笑)。今日、はじめてですけど

広瀬 祐子さんと一緒にご飯食べてる位の近さ!そんな圧で喋ってるよ、今!
岡林 やっぱり、食べ物の話になると熱くなるんで。

―そうですね。私も地元の話ができて嬉しかったです。

岡林 ねーっ。
広瀬 ジンギスカンね(笑)


広瀬・岡林 きたきたー!
広瀬 ちょっと、そんなに一気に飲まないでくださいよ
岡林 ジュースみたいに飲んでた(笑)
広瀬 すぐに「おかわり」しよとするから。味わってね。

―こちらもいかがでしょうか。宝製菓の『塩バタかまん』。甘いクッキーにフランス産ロレーヌ岩塩の塩気も混じっていて甘くてしょっぱい止まらない味です。

広瀬 これは箱買いできないんですか?ここで(笑)。道場に持っていきたい。試合の前の小腹が空いた時とかにちょうどいいかもしれないです。
岡林 そうですね。

―甘い物食べますか?

岡林 食べます、食べます。大好き!
広瀬 ヨダレヨダレ!拭いて、拭いて(笑)
岡林 コーヒーに合うなこれは。


広瀬 このお店の名前。タカラスペシャルブレンドにも「タカラ」ってついていますけど、なにか所縁があるのかな。私、藤沢で「タカラ」って聞くと『藤沢たから市』っていう音楽のイベントがあって、それのことなのかなって思ったんだけど

岡林 いやぁ俺はね、お店の雰囲気から見て、なんか「宝探し」できるのかなって、この中で…
広瀬 宝探しして、それが正解だったら
岡林 貰えるっていう。それを

広瀬 うり店長からいただけるって
岡林 そうそう。いただけるって言う。

―今度そのイベントをやってみたいと思います。面白い!

広瀬 うり店長が隠したおもちゃ「タカラ」を探すって言う(笑)うり店長忙しいな

岡林 置物がすごく置いてあるから。アンティークの。そこに隠して…(笑)

―『TAKARA CAFÉ』はここで宝物の話をしたら、失くした宝物が見つかったり、新しい宝物に出会えたりする。そういう場所になるといいなと思って付けた名前なんです。

広瀬 いいなぁ…

―もしよかったら、裕二さんと千尋さんも「宝物」の話、聞かせてください。

岡林 もう、祐子に言われたら。
広瀬 ちょっと、近いって!珈琲でしょ、それ?お酒入ってる?祐子って!
岡林 いきなりすみません。自分、祐子って言っちゃいました(笑)

やっぱり商売道具の
身体が大事


―裕二さんと千尋さんの宝物はなんですか?

広瀬 「宝物」ですか…岡林選手はどうですか?

岡林 そうですね…「筋肉」ですね。やっぱり「身体で仕事をする」っていうのをずっとやっているから、この身体を使って試合をして、お客様に見に来ていただいて。商売なので身体大事ですね。「宝物」ですね。

―命を守る道具でもあるし、商売道具でもある。

岡林 そうですね。

―それにしても、何を食べたら、どんな生活をしていたら、これをキープできるんですか。

岡林 どんな生活…。まぁ、どうでしょう…規則正しく…
広瀬 いやいや!プロレスラー!


広瀬 傍から見ていても、岡林選手はなんでも食べるんですよ。好き嫌いが本当にない。なんでも食べる。ちゃんとお野菜も食べるし、お米も食べるし、お肉お魚も。そして甘い物。差し入れでいただいたお菓子を「みんなで食べてください」って言うんですけど、たいていそのお菓子のゴミくずは岡林選手の周りに溜まっています。「誰が食べたこれ。おい!」って先輩に。「また岡林か!」って(笑)

―千尋さんは好き嫌いが多いって

広瀬 もう好き嫌い多いし、岡林選手の「鋼(はがね)の肉体」に対して、私は全く不規則。好きな物だけを食べて、この“わがままボディ”。でも、お陰で人に覚えてもらえるので、この「わがままボディ」が「宝物」なんです。でも、真逆ですけどね。

岡林 いやいや、広瀬さんも足の筋肉すごいです。
広瀬 あっ、足の筋肉…確かに…

―だって、すごく歩きますものね

広瀬 まぁ、営業とかでも歩くんですけどね。確かに。


広瀬 でもあれですよね…。岡林選手も子供の頃からすごい

―怪力だったって聞きました。

岡林 力はありましたね。2歳のときに蜜柑箱を持ったっていう

―10キロの蜜柑箱を持ったって話ですね

広瀬 怖い、怖い(笑)

少年時代と自衛隊時代の
週刊プロレス


―「わんぱく相撲」も小学校からはじめて

岡林 6年間やってましたね。

―そこからどうして、プロレスに興味を持たれたんですか

岡林 小学校の3年生のときに近所で隠れん坊をしていて、近所のゴミ置き場に隠れていたんですよ。そしたら、そこに古本とかが置いてあって、パって見たらプロレスの雑誌で

―「週刊プロレス」とか?

岡林 週刊プロレス。で、「なんだこれ!」ってなって、中を見て「なんじゃこれ!」ってなって、そこからですね。それがきっかけ。

広瀬 ひとつ気になるのは。隠れん坊見つかった?大丈夫?

―そのまま!

岡林 見つかりました。
広瀬 読み呆けっていたから…
岡林 そう(笑)

―「わんぱく相撲」を通り超えて、自衛隊に所属されてオリンピックを目指していたと聞いています。

岡林 はい。高校からウェイトリフティングを始めて、大学に進学という話もあったんです。推薦もきていたんで。でも、『自衛隊体育学校』っていう機関があるのを知って「あっ、ここだった思いっきりできるな」って思って。

そこには、色んな競技の人が集まっていて、60人入って、最終的に残ったのは30人かな。みんな、それぞれの競技に移って競技をする。自分は6年間そこでやっていたのかな。

そこってオリンピックを目指す機関なので、ある一定の「全日本」だったり「社会人」だったりで結果を残しても、もっと上に行かないと残れないから。まぁ、その上に行けなかったので自分も…そう…。

―その中でやっぱり子供の頃に憧れていた「プロレスラーになろう!」とどこかでスイッチが入った。

岡林 監督に「もうそろそろ部隊に帰れ」って言われたんですよ。それで、その日に自衛隊の中に売店があるんですけど、そこに週刊誌が置いてあって、パッと見たら週刊プロレス。

―また、出てきた!

岡林 そう。「おっ!プロレスだ。久しぶりに見よう」と思って開いたら、一面に大日本プロレスの関本さんの記事が載っていて、「あーっ!」って思って。そして、自衛隊が埼玉だったのでTV埼玉を観ていたら、ちょうど関本さんの試合をやっていて、「やっぱりすごい試合をするな」って思って。それでちょっと「挑戦してみよう」っていう思いになりました。

筋肉だけではスタミナ切れ。
脂肪の蓄えも大切


―かっこいいですよね。関本選手も。

広瀬 肉体がね…二人とも大きいんですけど、やっぱ違うから。
岡林:うん、違う。

―筋肉の作り方がですか?

岡林 作り方が全然違う。

―私の印象ではプロレスラーはちょっと柔らかい。「脂肪もちょっとあるのかな」って印象なんですけど、どうなんですか。

岡林 やっぱ脂肪もないとスタミナもね。筋肉だけだと疲れちゃう。
広瀬 脂肪がないと、巡業とか長いツアーとか耐えられないです。
岡林 あー、そうですね。

広瀬 例えば、ボクシングとか格闘家って一試合一試合でやるじゃないですか。体重コントロールとかも。でも、プロレスって「今日だけが試合」じゃなくて「明日」もある。なんだったら今日の夜もお昼もあったりするから、そのためには、そして怪我をしないためには「柔軟性」が身体にないといけないので。なので「脂肪」っていう蓄えがないとプロレスラーとしてはやっていけないんですね。

―ほー…

広瀬 だから、身体を大きくするために一回痩せたり、あえて太ったりとか、色々あるんですけど、体重変化した時が、みんな一番怪我しやすいかな。

岡林 詳しいですね。
広瀬 いやいや、プロレスの広報!(笑)ただ太ってるだけのおばちゃんじゃないから。忘れないで!
岡林 すみません!

『問わず語り』と言えば
大日本プロレスと伯山先生


―今日、千尋さんには絶対に「この話を聞こう!」と思っていたんです。コーナーポストっていうんですか。
広瀬 はい。リングを支える4つのコーナーポスト。

―あの広告に『問わず語りの神田伯山』
広瀬 あっ!そうなんです。

―TBSラジオの
広瀬 祐子さん、詳しい。講談師のね、神田伯山先生。

―あれはどういう?流れ何ですか?もう結構前ですよね。
広瀬 祐子さん、好きなんですか?神田伯山先生

―はい。大好きです。
広瀬 あら!ちょっとじゃあ自慢しちゃう?岡林先生

―えっ?

広瀬 いや、我々はね、若手の『問わず語り』っていう大会をやっていたんですよ。それで、松之丞時代の伯山先生が『問わず語りの神田松之丞』というラジオ番組で、「僕の番組と同じタイトルで、若手の興行をやっているけど、僕はプロレス好きで大日本プロレスも昔から見ているんです。もしかして、この番組からとってくれたのかな」って言うのを、ラジオで仰っていたんですよ。

それで「ラジオで言っていましたよ」って言うのを聞いて、私が伯山先生に「ラジオで大日本のことに触れてくれてありがとうございます」みたいなお礼状を送ったんです。そしたら、お礼状をそのまま「広瀬さんから来たんだよ」ってまたラジオで話されて。

そこから伯山先生の周りの方々が試合を観に来るようになって。どちらかと言うと、伯山先生をサポートされている古館さん。奥様ですけど、奥様と我々が仲良くなって。そしたら「コーナーポスト出しますよ」っていう。

―そうだったんですね!

広瀬 一通の手紙から。本当に大日本プロレスも伯山先生には色々お世話になっています。伯山先生が好きだって聞いたから…

―はい。大好きです。あのラジオ番組も大好きです。

広瀬 いやぁ、嬉しいですね。色んなカタチで縁が繋がるっていうのが。

―私もなんだか、ちょっと近づけたような気がして嬉しくなりました。

上の写真は六代目神田伯山襲名披露パーティーにて

みんなの頑張りは
つながっていく


―ここで千尋さんのお好きな曲をおかけしましょうか。

広瀬 いいんですか?
じゃあ、ちょっと今日はね、マーヴィン・ゲイとタミー・テレルの『エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ』っていう曲を。多分ね、岡林選手は知らないと思うんです。

岡林 知らん。
広瀬 「知らん」って!もうちょっと興味を持ちなさいよ!私のリクエスト曲に!(笑)

広瀬 この曲って簡単に言えば「高い山も低い谷も越えられない壁はないんだよ」ってことを歌っていて、だから、「この曲聞くと元気でるよー」って、元気がない時に励ます歌として色んな子に紹介していたんです。

でも、よくよく聴いていたら「自分自身もすごく励まされるな」って思って。励ます人をもハゲる…ハゲますというか。あっ、ごめんなさい。スキンヘッドの岡林さんにハゲ…ハゲ…

岡林 えー、わざとですか?
広瀬 いや、本当に今は無意識で言っちゃいました。

広瀬 まぁだから、「頑張る人の背中を押す」じゃなくて、「頑張る人の背中を押す人のまた背中を押す」というか、「みんなの頑張りは繋がっていくよ」「みんな陰でちゃんと見守っているよ」っていうような曲なので、色んな人の心に突き刺さるんじゃないかなって思ってリクエストさせていただきました。

―じゃあ、裕二さんも一緒に聞きましょうか。

岡林 はい。聞きましょう。

Marvin Gay&Tammi Terrell『Ain‘t No Mountain High Enough』(楽曲はYouTubeにリンクしています)

結局
美味しい食べ物の話が一番!


―今探してる宝物はなんですか。

広瀬 私はね、「カルパッチョの美味しいお店」を藤沢で見つけたいっていう(笑)。すいません。大好きなんです。岡林さんは?

岡林 自分は焼き肉屋なんですけど、高知の地元に自分の中で「ここ日本一だな」っていうお店があったんです。でも、そこが閉店してしまって。それに代わるじゃないですけど「美味しい焼肉屋」を今探してる。

広瀬 なんで我々食べ物の話になっちゃうんだろうね
岡林 ねっ。

広瀬 「大日本プロレスを今後また観に来てくれるお客さんを探しています。それが“宝”になりますから」って、キレイに言えばいいのに。「カルパッチョ」だ「焼肉」だ。しかも、高知の話でしょ。ここは藤沢のお店なんだからさ、湘南の。ダメだよ!高知の話なんかしたら(笑)

岡林 藤沢でもそう…
広瀬 藤沢湘南で「美味しい焼き肉屋withカルパッチョ」もあったら
岡林 そうそう
広瀬 祐子さんよろしくお願いいたします。

―はい。食べることで身体が作れるということですから、大切な宝物ですよね。美味しいものを探すのは。これからも、パワーあふれる試合を見せてください!今日はお話しを聞かせていただいたお礼にもう一杯いかがでしょうか。

岡林 あー!もうぜひ!
広瀬 1杯だけですか?あと5杯くらい(笑)

―じゃあ、大きめのカップで出させていただきます。

広瀬 大き目の!
岡林 やったー!良かったー(笑)

―ごゆっくり、お過ごしくださいませ。あっ!その前に…岡林さんの決め台詞を私も一緒にしたいんですが、いいでしょうか。

岡林 やります?

―なにか、合図をいただければ

岡林 わかりました。じゃあいきます。スリー!ツー!ワン!

広瀬・岡林・祐子 ピッサリー!

―ごゆっくりお過ごしくださいませ。

岡林 ありがとうございますっ
広瀬 ありがとうございます!!

写真は収録時4月のものです。
BJW大日本プロレスのホームページ⇒「こちら」

岡林さんの番外編

大工道具に憧れて

―子供の頃に大切にしていたものはありますか?

岡林 大工道具!
一度、家の工事に大工さんが来たんですけど、大工さんって腰にトンカチとか入れてるじゃないですか。それで「あれが欲しい」ってなって、誕生日プレゼントに買ってもらったんですよ。

―大工道具を
岡林 そう、腰にぶらさげるやつとセットで。いま考えたら「なんじゃこの子は」って感じなんですけど。

―危ないって言われなかったんですか。トンカチとか
岡林 言われました。買うけど「壁とかに打つなよ」って言われました。でも、家じゅうに釘打って…

―そうですよね(笑)
岡林 それでちょっと怒られて

―そうなっちゃいますよね(笑)
広瀬 釘持ったら打ちたくなるよね(笑)

―打ちたくなりますよね
岡林 どっこでも。壁という壁にどんどん打って
広瀬 やだ(笑)

―でも、それで人を殴ったりはしなかったんですね。

岡林 それはない!絶対に(笑)
広瀬 祐子さん。穏やかな顔で言わないで(笑)。さすがにデスマッチアイテムでもね、ないよね。トンカチとか(笑)
岡林 ないです、ないです!

―失礼しました(笑)

怪我の功名

―怪我といえば…ドイツに遠征で大きな怪我をされたことがありましたね。
岡林 肩の脱臼ですね。

―1年位…1月に怪我されて12月にはもう復帰されていましたけど、長いお休みでしたよね。

岡林 長かったですね。2014年に怪我をして、本当にやった瞬間痛すぎて、もうこんな痛いのがあるのかっていう位の痛みで。痛み止め打って、脱臼した肩を入れて、手を固定したままドイツから飛行機で、十何時間もかけて帰ってきて。

―そのお休みの期間中も試合には足を運ばれて。スタッフとして動いている姿を見たファンの方からは、「岡林さんの大日本への愛情がすごく伝わった」って耳にしました。休みの間に変化はありましたか。

岡林 会場に行って、1試合目からメインまで見られるっていうのはなかったので新鮮ですよね。すごい良かったですね。勉強になったというか。

―ほー

岡林 見ることで、やっていた時には気づかない部分があったりして。「あーこういうところが、あーなのか」っていう部分もあって、次の復帰に向けてすごい勉強になりましたね。

広瀬 第一線でやっていた人が急にできなくなるっていうのは、当事者から第三者に格下げというかね…。本人もすごい葛藤があったと思うんですけど、俯瞰な目でプロレスを見ることができて、それでまた復帰してから「一段階成長できた」っていうのがありますね。

岡林 そうですね。
広瀬 自分で言うんですか「そうですね」って
岡林 すみません。

広瀬 成長しましたね
岡林 成長しましたね。
広瀬 言っちゃった(笑)

―その期間は若手の指導もされていたとも聞きました。

岡林:指導していましたね。その時はちょうど今のジュニアチャンピオンの関札選手(収録時4月時点。5/4の防衛戦は敗戦)が入ってきたばかりで、夏のすごい暑い時期に。自分は動けないから指導していました。今になって本人がよく言うんです「めちゃめちゃきつかったです」って。でもね「あの時のキツさが、いま力になって、すごいやってよかった」「チャンピオンになれて良かったです」って言われました。

―指導っていうのは具体的に…

岡林 プロレスの受け身とか、基本的なことですよね。まだ入ったばっかりの、デビュー前の練習生だったので。基本的な受け身と基礎体力を作ること。例えば、スクワットとか腕立て伏せとか。

広瀬 あと食事とか
岡林 食事とか。そうですね。そういう指導もしていましたね。

―受け身をまず覚えることが大切なんですね

岡林 そうですね。格闘技の基本ですよね、受け身って。相手の技を受け身で吸収するんです。怪我をしないように。

広瀬 怪我をしないようにっていうのは、相手も怪我をしない。そして自分も怪我をしない。

―ほー。いつか岡林さんが三原則みたいの仰っていましたね。「斜に構える」「重心を低くする」、それから、なんでしたっけ?

岡林 それはもう基本ですよね。格闘技って真っすぐ…言葉で説明しずらいな…足を揃えて立たないんですよ。どっちかに構える。
広瀬 右足を前に出すとか
岡林 そう。右足を出すとか「斜に構える」。どっちかに構えるのが格闘技の基本ですよね。

広瀬 すごいな祐子さん。「斜に構える」とか、岡林はそんな難しい言葉知らないはずなのに(笑)。英語で10以上は数えられないのに。

岡林 俺、どこで言ってました?(笑)でも、どこかで言ったな。だって、それが基本なんですよ。だから、どこかで言ったはず(笑)

番組サイト⇒『犬とあなたと珈琲と。』

インタビューと文:白田祐子(しらたゆうこ)

うり店長のInstagramは『こちら』
ル・ブラン湘南のInstagramは『こちら』

白田祐子(しらたゆうこ)

プロフィール:日本心理学会認定心理士。ヒトと犬の心と行動カウンセリングラボ「ル・ブラン湘南」代表/ドッグカウンセラー。
1990年代から犬の行動や心理を独学し、保護施設などでしつけのボランティア活動を開始。現在のパートナーは2005年生まれの雑種の女の子で名前は“うり”。
大学で心理学を専門的に学び、人と犬の関係や犬の心の成長の研究を行い独自のメソッドを確立する。2013年にパーソナルドッグカウンセリングを開始。人と犬のパーソナリティを重視したコーチングは特に多くの女性に支持されている。

里親制度の普及や地域行政と連携した“犬のしつけ”相談業務など、教育、行政、法律と多方面で人と犬の問題に向き合っている。
愛玩動物飼養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、ペット災害危機管理士、小動物防災アドバイザー、猫防災アドバイザー他、ペット関連資格多数。湘南ビジョン大学講師。2014年より神奈川県動物愛護推進員。2019年よりFM83.1MHzレディオ湘南に出演中。

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