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犬とあなたと珈琲と。Vol.40 楢原 研介

聞逃し配信中(オープニングや曲はカットされています)
ミキサー:レディオ湘南 高橋優佳

宝製菓presents radio café『犬とあなたと珈琲と。』FM83.1MHz レディオ湘南(毎週金曜 16:00~16:29)放送中

湘南の海を見下ろす、小さなコーヒーショップ「TAKARA CAFÉ」。ここで“宝物”の話をすると探し物が見つかるとか?…オーナーは心理士でドッグカウンセラーのしらたゆうこ。店長はカフェオレ色の愛犬“うり”。美味しい珈琲を飲みながら、お客様との会話に耳を傾けてみませんか。

今回のお客様は『カレー幸福論』の栖原研介さん。『カレー幸福論』は色々な場所のキッチンやイベントで展開するジプシースタイルのカレー屋さん。各国の料理を学び経験するなかでスパイスとカレーの奥深さにドハマりして独立開業。料理人になる前はアパレルや北原照久さんの会社を経たそうで、そのセンスやこだわりには目を見張るものがあります。カレーも人生もスタイルも自由が一番。食文化と人生が交錯する冒険の旅から生まれた「フレッシュハーブとスパイスで身体を整える薬膳キーマカレー」を食べれば世界を救う!栖原さんの楽しみ尽くす人生論とポリシーはとことん真面目で真剣なのでした。いつものカレーがさらに美味しくなるコツも伺いました。


―こんにちは、研介さん。お久しぶりです。ようこそお越しくださいました。

楢原研介さん(以下 研介):こんにちは。ちょうど2か月ぶりですね。

―そうですね。10月30日の『お寺でわんにゃん縁結び』イベント以来ですから、ちょうど2か月。もう年末なんですね!
研介:明日は大晦日ですよ。

カレー専門13年!


―研介さんは、ジプシースタイルのカレー屋さん『カレー幸福論』として活躍されています。

研介:店舗を持たずいろいろな場所に出向くので、沢山の新しい出会いがあって毎日面白いですよね。知らない場所に初めて伺う時、どんなお客様に出会えるのか、どんな展開になるのか毎回ワクワクドキドキしています。

―いつも大人気なんですよね。わんにゃんイベントではお昼頃にはもう売り切れでした。私は10時オープンと同時にキープしていて良かったです。『カレー幸福論』さん、最高にキャッチ―な名前ですが、いつ頃から始められたんですか?

研介:ジプシースタイルを始めたのは2020年8月からですが、2009年から長野県松本市で「けんすけ」という屋号のカレー屋を10年弱営んでいました。

―長野県松本市でそれはなぜ…?
研介:縁があって松本に引っ越したんです。そこで、自然豊かな環境の中でお店を持つことができたら素敵だなと思って初めてしまいました。

―カレー専門店13年目ですか!

遅咲き料理人。
カレーにドハマり


―ずっとお料理の世界で?

研介:いえ、35歳のときにレストランの小僧から修行を始めた遅咲きの料理人です。大学を卒業後はアパレルメーカーにいました。その後TV番組「開運!なんでも鑑定団」の鑑定士で有名な北原照久さん、おわかりになりますか?

―はい。もちろん!「おもちゃ博物館」のおもちゃコレクターの方ですね。
研介:はい、そうです。その北原氏の会社「株式会社トーイズ」で働いていました。

―へー、すごい興味深い!
研介:その後ですね。飲食業に転身したのは。ある程度の経験を積むと「料理長をやらないか」と誘われるので、そうしたらまたお別の店で小僧から始めるみたいなことをやって、イタリア料理店、アジア料理店、バリ料理専門店、寿司屋で経験を積みました。そうしながら、自分の人生を模索する中でカレーやスパイスに出会い、カレー料理の奥深さにドハマりして、独立開業することにしました。

イチオシ!
薬膳キーマカレーの進化


―『カレー幸福論』さんの、イチオシは「フレッシュハーブとスパイスで身体を整える薬膳キーマカレー」ですよね。私もいただきました。テイクアウトでしたが見た目の美しさと優しいカレーの香り、そしてしっかりとした薬膳。でも、ありがちな漢方くささはない。イチオシなだけあって、本当に美味しかったです。

研介:ありがとうございます。これまで積み重ねてきた経験を活かして、様々な地域の食文化やそこに自分の人生を交錯させたらどうなるか…って模索して、イタリアンのトマトソース、アジア料理のスパイスや調味料、和食の味噌、醤油…それらを併せて作ったのが「薬膳キーマカレー」なんです。そこに日本蕎麦みたいに「薬味をあわせたら面白いんじゃないか」という発想の元に生まれたのが、「フレッシュハーブとスパイスで身体を整える薬膳キーマカレー」です。

―なるほど!「食文化と人生の交錯」。かっこいい!だから複雑な味わいがでるんですね。


ネーミングに
想いを込めて

―『カレー幸福論』さん。本当にいい前ですが、どういう想いから生まれたんですか?

研介:カレーを食べた人々、ビジネスで関わる人々に「ちょっとでも幸せになってほしいな」という願いからです。美味しいものを食べた時って、喧嘩する気も起きないじゃないですか。そうしたら究極戦争も無くせるかも知れないって本気で思っています。だから、カレー幸福論の理念の一つは戦争・貧困・飢餓の根絶です。

―日本のカレーが世界を救う!最高!
研介:『TAKARA CAFÉ』も素敵なネーミングですよね。「タカラ」ってどういう感じで付けたんですか?

―『TAKARA CAFÉ』の「タカラ」は失くした宝物が見つかったり、新しい宝物に出会えたりする。そういう場所になるといいなと思って名付けたんです。「宝物」そのものなんです。
研介:素敵ですね。自分の『カレー幸福論』のネーミングに合うような気がしてすごく嬉しくなりました。

―確かに「幸福論」と「宝物」。もしよかったら研介さんも宝物の話きかせてください。

夢を見る力
冒険の旅


―研介さんの宝物はなんですか。
研介:夢を見る力です。

―夢を見る力‥。
研介:そうですね。日本って閉塞感で息苦しいなあって思うんです。いい歳をした大人がいっぱい夢をみて、その夢にガンガンチャレンジする人生が素敵だと思っているので、そういう世界になるといいなと思っています。

―いくつになっても、いっぱい夢を見て、ガンガンチャレンジする。そういえば、松本で独立開業された後、神奈川県に帰ってきてから、色んなことにチャレンジする冒険の人生を送ってらっしゃるんですよね。その中にヨットの冒険もありましたね。

研介:はい。ヨットは全く未経験だったんですけど、日本で10回だけ練習して、仲間と2人っきりでアメリカのカタリーナ海峡を4.7mの小さなディンギーヨットで横断する冒険をしました。


―ディンギーはエンジンのない1人から3人乗りの小型のヨットで全てが風次第。もっとも地球にやさしい乗り物と言われていますが、ディンギーは転覆することもありますよね。それなのにたった10回の練習だけで行ったとは!すごい

研介:全くの未経験で「人がやらないことをやりたい!」ってチャレンジしたんですね。途中で嵐になって、波が5m以上になってしまって、倒さないようにするのが結構至難の業でした。

―いやー、それはすごい!カタリーナ海峡は遠泳でも有名なんですけど、それでも直線で30キロ以上ありますよね。そんな高波だったらどのくらい時間かかったんですか?

研介:出発から11時間かかりました。

―えー!その間休憩とかはどうやって。
研介:二人で船を操る役を交互にやるんですけど、最初は気持ちが良かったんですけど、途中で嵐になってしまったので4時間半ほど操縦士を代われず、代わってもらった頃には腕がぷるっぷるでした。

―そうですよね。サポート船とか、つかなかったんですか?
研介:もしものためにサポート船をチャーターしていたんですけど、一番危ない時すごい遠くにいて、あとで「何してたの?」って聞いたら「釣りしてた」って言ってました。全然サポートの役になっていなかったです。

―えー信じられない(笑)何事もなくてよかったですね。

どんな食材や気候風土にも
寄り添えるのがカレー


―以前、カレーの魅力も自由なところにあると仰っていたのを思い出しました。

研介:まさしく、その通りです。カレーの魅力ってすごく自由なところなんですね。世界中にカレー料理があって、その地域の気候風土によって様々なスタイルがあるんですけど、食材も肉や魚、野菜やキノコ類とか、どんなものでも合います。日本人のみんながカレーと聞いて思い浮かべる、お肉とじゃがいも・人参・玉葱のどろっとしたカレーは日本独自のもので、他の国では食べられていません。

カレーはタイのグリーンカレーやスープカレーやキーマカレーみたいに様々なスタイルがあります。カレーはどんな食材にも気候風土にも寄り添える料理で、肉じゃがでも味噌汁でも水分がある料理なら、どんなものでも大抵カレーになっちゃいます。だけど、一旦カレー味をつけてしまったらそれを消すことができない一番強い味わいなんです。

―確かに。カレーは自由で無限大。でも食べたらそれは絶対にカレー味!

カレーの可能性は
無限大


―『カレー幸福論』さんは、スタイルもジプシーで自由なんですね。

研介:そうですね。週に数日の間借りやコラボレーション営業で直接お客様と接することはできますし、残りの時間は自由な発想の時間にあてていきたいと思っています。例えば、カレーをパッケージングしたり、カレー幸福論の薬膳キーマカレーを仕込んだカレーパンを作って通信販売で展開できればなって思っています。そうすると、より多くの人に提供することができるんじゃないかなって思っていますね。それと、肉まんや餃子、パスタやラーメン、ケークサレ等のコラボ企画もできればいいなぁって思っていて、そんなことできたら面白そうじゃないですか?

―はい!私は甘いものは時々の贅沢で充分なので、総菜パンやケークサレのように甘くないおやつは大好きなんです。面白いコトたくさん考えて、ぜひ現実させてください!

いつものカレーを
プロ風にするコツ


―せっかくなのでプロに聴いちゃいます。家庭で作るカレーをプロの味に変えるコツ。『カレー幸福論』さんがアドバイスするとしたら?

研介:そうでうね。プロの味に変えるコツは3つ。「スタータースパイスを加える」「おろしニンニクとおろし生姜を加える」「水をスープに代える」この三つです。

―スタータースパイス。おすすめはありますか?

研介:何といってもクミンですね。パウダーにしていないホール状のものがいいと思います。クミンはカレーの香りを司る代表的なスパイスで、どのスーパーでも販売されているので、ぜひ探してみてください。

―はい。クミンを用意したら?
研介:まず、冷たいフライパンに冷たい油を引いて、クミンをふたつまみほど加えてすごく弱火で加熱してみてください。油がシュワシュワしてきたら玉ねぎを加えて中火にします。玉ねぎが飴色にならなくていいので、透明になったらおろしニンニクとおろし生姜を加えて、軽く炒めてから、残りの具材のお肉やじゃがいもなどを加え、あとはカレールーの箱に書いてある様にいつも通り作ってください。

ただし、水を加える時にコンソメや鶏ガラスープの顆粒、ほんだしのようなものでもいいので、溶かした出汁を加えることでカレーの味に深みが出るんです。この3つでカレーの味が大変身するはずです。

―スパイスがシュワシュワしたら玉ねぎを炒めて、透明になったらおろしたニンニクとショウガを加える。それだけで美味しそう、スーパー玉ねぎですね!真似してみよう。

ロングセラーの
和キーマカレーそば


―明日は年越し蕎麦をいただきますが、ふと、熱々のカレー蕎麦もいいかなって思いました。

研介:いいですね。実は長野県東筑摩郡山形村というところにある『そば処木鶏(もっけい)』さんで、「和キーマカレーそば」という僕とのコラボメニューを展開しているんです。それは『木鶏さん』のかけそばに、僕のキーマカレーをちょこんと乗せてお出ししているんですけど、最初はかけそばとして食べて、箸でカレーを崩しながらだんだんカレーそばにしていくというコンセプトです。開業当時から10年以上経っても変わらない、人気のメニューなんですよ。

―最初からスープをカレー仕立てにするのではなくて、崩しながら味変していく。それはスープに乗せても崩れないなど、プロの技が隠されているんだと思いますが、面白いですね。家でも試してみようかな。

研介:美味しいのでぜひやってみてください。

月まで
冒険しますか?

―来年はどこで会えますか?決まった予定などはありますか?

研介:2023年は鎌倉の裏小町にある『松石のジンギスカン』というお店で展開予定です。詳細はまだ決まっていませんが、展開が決まり次第Instagramで告知しますので、ぜひ『カレー幸福論』のInstagramをチェックしてください。※こちらの予定はなくなりました。新たな予定はInstagramから!

―はい。『カレー幸福論』さん、フォローしていますので楽しみにしています。さて、何かお好きな曲おかけしましょうか。

研介:そうですね。さすがに月までは冒険に行けませんが「私を月に連れて行って」なんて言われたら、ロマンティックじゃないですか?今日はよりロマンティックにNat King Colの『Fly Me To The Moon』をお願いします(楽曲はYouTubeにリンクされています)。

これからも
冒険の旅を続けたい


―今探している宝物はなんですか。
研介:冒険の人生です!ビジネスを軌道に乗せて、戦争・貧困・飢餓の根絶に向けた冒険をしたいです。そして、一緒に人生を楽しみ尽くす仲間を増やす。そのどちらも僕の今世の課題だと思っています。

―世界と人生が交錯する冒険から生まれるカレー。ますます楽しみにしています!今日はお話しを聞かせていただいたお礼にもう一杯いかがでしょうか。
研介:では、遠慮なくいただきます。

―ごゆっくりお過ごしくださいませ。
研介:ありがとうございます。もう少しゆっくりさせていただきます。


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インタビューと文:白田祐子(しらたゆうこ)

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白田祐子(しらたゆうこ)

プロフィール:日本心理学会認定心理士。ヒトと犬の心と行動カウンセリングラボ「ル・ブラン湘南」代表/ドッグカウンセラー。
1990年代から犬の行動や心理を独学し、保護施設などでしつけのボランティア活動を開始。現在のパートナーは2005年生まれの雑種の女の子で名前は“うり”。大学で心理学を専門的に学び、人と犬の関係や犬の心の成長の研究を行い独自のメソッドを確立する。2013年にパーソナルドッグカウンセリングを開始。人と犬のパーソナリティを重視したコーチングは特に多くの女性に支持されている。

里親制度の普及や地域行政と連携した“犬のしつけ”相談業務など、教育、行政、法律と多方面で人と犬の問題に向き合っている。愛玩動物飼養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、ペット災害危機管理士、小動物防災アドバイザー、猫防災アドバイザー他、ペット関連資格多数。湘南ビジョン大学講師。2014年より神奈川県動物愛護推進員。2019年よりFM83.1MHzレディオ湘南に出演中。

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