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犬とあなたと珈琲と。Vol.46 高木 亜希子

聞逃し配信中(オープニングや曲はカットされています)
ミキサー:レディオ湘南 高橋優佳

宝製菓presents radio café『犬とあなたと珈琲と。』FM83.1MHz レディオ湘南(毎週金曜 16:00~16:29)放送中

湘南の海を見下ろす、小さなコーヒーショップ「TAKARA CAFÉ」。ここで“宝物”の話をすると探し物が見つかるとか?…オーナーは心理士でドッグカウンセラーのしらたゆうこ。店長はカフェオレ色の17歳。愛犬の“うり”。美味しい珈琲を飲みながら、お客様との会話に耳を傾けてみませんか。

今回のお客様は湘南鎌倉クリスタルホテルの支配人髙木亜希子さんです。湘南鎌倉クリスタルホテルはワンコも一緒に宿泊可能なだけではなく、国内有数のステンドグラスと13mのバージンロードを有する荘厳な大聖堂チャペルで大切な時間を共に過ごせる「ペット婚」も大人気。ドッグカフェやドッグランも併設しヨーロッパを一緒に旅した気分に浸れます。6頭のパグと暮らす髙木さんにワンコに優しいホテルに移行するまでのご苦労やこれから更にステップアップするために考えていることを伺いました。そして6パグちゃんとの生活やちょっと笑えるご家族のお話し。髙木さんの笑顔からパワーとやる気をいただき、私も「よし!」と元気がでました。


―こんにちは、髙木さん。ようこそお越しくださいました。

高木亜希子さん(以下 高木):こんにちは。祐子さん。今日は私の息子の晟(じょう)君も一緒にきました。

―パグの晟君ですね。よろしくお願いします。
高木:はい。うり店長はじめまして!髙木と申します。よろしくお願いします。takagi

―お願いしますワン。
高木:うり店長可愛いですね。

―ありがとうございます。美魔女って言われています(笑)

湘南でヨーロッパ気分を
味わえるホテルと大聖堂


―髙木さんは藤沢にある湘南鎌倉クリスタルホテルの支配人さんでいらして、株式会社クリスタルインターナショナルさんはホテル事業とブライダル事業を柱に展開されていますよね。

高木:そうですね。私どもの会社は東京の銀座と青山、それから横浜・藤沢、大阪と5個の支店で結婚式場を展開しております。プラス、藤沢ではホテルを運営しております。

―ホテルは特に女性が好む華やかさがって、ヨーロッパを旅しているような気分にさせてくれます。そしてなんといっても大聖堂チャペルは素晴らしいですね。

高木:ありがとうございます。本当に「女性ウケがいい」というか、お越しいただいたお客様が外観から「うわぁ素敵!」「本当にヨーロッパのお城みたい」という風にお声をいただいて、すごく喜んでいただけています。

 特にチャペル。独立型のチャペルは「大聖堂」と私たちは呼んでいますが、赤い13mのバージンロードなんですね。歩いた時にレースの下からバージンロードの赤が浮き出て、レースがくっきり見える。すごく素敵で、長いですので、花嫁さんには「お姫様になったような気分」を味わえるチャペルかなと思います。

―実はこのお店「TAKARA CAFÈ」のお客様には葉山にあるガラス工房デューの岩崎勇人さんって方がいらっしゃるんですけど、岩﨑さんがステンドグラスの修復や取り付けをされたと仰っていて、とても興味を持っていたんです。

高木:そうなんですね。ありがとうございます。チャペルのステンドグラスは本場、本当にヨーロッパの教会で使っていたものです。それを移築するカタチで、今、チャペルにございます。その修繕、修復できる方も日本に本当に片手、数名しかいないと私も社長より聞いております。

ペットと一緒に食事から宿泊、
挙式までが叶うパラダイス


―今は藤沢のチャペル「湘南迎賓館」ではワンちゃんも挙式からパーティまで一緒に楽しめる「ペット婚」ができると聞きました。びっくりです。

高木:そうなんです。幸せな時を「自分の家族=愛犬」も一緒に味わえないかというところから始めました。


―去年からドッグカフェやペット関連のイベント、保護犬の譲渡会など、とってもペット関連に力を入れているなと感じていました。そうしたら、今はワンちゃんも一緒に宿泊できるペットホテルになっていたんですね。

高木:ドッグホテルにしたのは3年前、2020年11月からです。イベントも、例えば「ワンちゃんマルシェ」など、地域の方々に出店していただいたり「成犬式」と言って「成人式」みたいな感じの犬バージョンを開催したりしました。


―面白い。髙木さんが支配人になられたのは去年ですよね。髙木さんはワンちゃんが大好きでいらして。もしかして、髙木さんの発案ですか?

高木:いえ、実はワンちゃんホテルにしようと言ったのは社長なんです。やっぱり、コロナで宿泊者が激減してしまって、ホテルも1か月ほど休業を余儀なくされたという状況がありました。そこで、考えたのがペットだったみたいです。社長も犬が大好きで、湘南はワンちゃんと楽しく過ごしている方が多いから。多分、こんなところからかなと私は社長の気持ちを汲んでおります。

ペットホテルにするための
アイデア出し


―髙木さんはその時はどこのセクションにいらっしゃったんですか?
高木:私は婚礼でしたね。その時は婚礼とか宴会をやっておりました。はじめは銀座の方で婚礼をやっていたんですけど、湘南に転勤となって宴会部になりました。その時のことでした。

―そこからワンちゃんホテルにするためのプロジェクトなどに参加されたんですね。

高木:そうではなくてですね、実は立ち上げメンバーには入っていなかったんです。でも、私が「犬と結婚したいくらい犬好き」っていうのをみんな知っていたので、「どうなの、あーなの?」って、色々聞かれたりだとか、私も「こうやったらいいんじゃない」なんて提案していたんですよ。そうしたら「もうメンバーになっちゃえ」みたいな感じで参加になり、今に至っております。

―プロジェクト活動は例えばどのようなことをされたんですか?
高木:まず、私が藤沢市内とか時々は鎌倉まで足を運んで、ワンちゃんも入れるお店っていうのを、自分の晟君…息子を連れて行ったりとか。実際、自分が体験しつつ、ご挨拶させていただいたりしました。

地域の人達との繋がりから
はじめよう

ホテル併設のドッグランで開催される、保護犬の里親譲渡会

―挨拶などに行かれて、反応はどうでしたか?
高木:それが「湘南鎌倉クリスタルホテルです」って言うと「はぁ‥それってどこにあるんですか?」という反応で、結構ショックでしたね。

―それは私も聞いて驚きですね。藤沢と言えば「クリスタルホテル」じゃないですか。…でも、改めて考えると私も年に数回、色々な団体や企業さんのパーティに出席する、参加するという感じですから、一般的には友人知人が泊りに来たとか、結婚式があったとか言うのでなければなかなかホテルに来る機会がないかもしれませんね。

高木:そうですね。私も正直、祐子さんが仰ってくださったように「藤沢=クリスタルホテル」と思っていたんです。本当に恥ずかしいんですけど、そう思っていたんです。そうしたら「認知率の低さ」って言うんでしょうか。「私たちしかいないでしょ」っていう考えが、ちょっとどこかで履き違えていたんだなと気付いて、それであればまずは「地域の人たちとの縁をつくる」「繋がりをつくる」ということ。地域の方を味方にするところが、まず初めにやることかなと感じました。

―素晴らしい。今はワンコと一緒にちょっと優雅な時間を過ごしたい時はクリスタルホテルって、だんだん浸透していっているなと思います。私の友達も「今日はオフ会なんだ」「ランチ行くんだ」って言っています。

高木:そうなんですか。ありがたいです、そのお言葉は。やっぱりこれからはリピーターさんです。イベントも譲渡会も、宿泊のお客様も宴会のお客様も、みんなリピーターさんになっていただければなと思っています。

―その想いは絶対に伝わると私は思っています。


高木:祐子さん、ところでこの店は『TAKARA CAFÉ』 って言うんですよね。「宝」となると、なんか自分の「宝物」「幸せなモノ」って感じでハッピーな気分になりますね。

―ありがとうございます。まさしくですね『TAKARA CAFÉ 』はここで「宝物」の話をしたら、失くした宝物が見つかったり、新しい宝物に出会えたりする。そういう場所になるといいなと思って付けた名前なんです。

高木:いやぁ、素敵ですね。

―ありがとうございます。もしよかった髙木さんも宝物の話きかせてください

宝物は6頭の
パグたち!


―髙木さんの宝物はなんですか。
高木:やっぱり「犬」です。

―今6頭のワンちゃんと暮らしているとか!それも全部パグちゃんなんですよね。ワンズの紹介をしていただいてもいいんですか。

高木:いいんですか!得意げになってちょっと紹介させていただきますけど。まずは長男「晟(じょう)君」、次男「信玄もち」、三男「アポ」、長女「華(はな)」、次女「琴(こと)」、四男一番下の末っ子が「純(じゅん)」です。

―名前はなにか…それぞれの理由があるんですか…。
高木:実はうちの子は全部保護犬なんですね。前の飼い主さんから譲り受けた時の名前を「そのまま使います」ってこともあったんですが、保健所の子もいたり、保護団体からの子もいたりなので、私と父親で一生懸命考えました。よく子供につける名前の辞書ありますよね。漢字の名前の…そこから画数とか「この子はこういう風に育ってほしい」とか、本当に息子や娘につけるように考えました。

―いいですね。幸せになって6頭ワンワン賑やかですね。

犬は自分とお父様の
元気の源


ー髙木さんがお勤めの間はどうしているんですか?しかも、聞くところによると遠いところから通われているんですよね。

高木:そうなんです静岡県富士市に住んでおりまして、三島から小田原までは新幹線を使っておりまして、家から勤務地のホテルまでは片道2時間です。

―ますますワンズのお世話が大変だと思います。
高木:そうなんですよね。本当に…。でも、湘南に転勤になったことで実家に戻ったんですね。なので、今は父が6匹を面倒みてくれています。

―お父様の様子はどうですか。ワンコ漬けの生活

高木:もうね。親孝行しているなって思います。わたし。実家に戻った時は2頭だけだったんですね。それで、実は最初は「犬を連れて帰ってきて!」とか「犬なんて家の中に入れるな!」と言われて外飼いだったんです。はじめはワンちゃんを飼っていることをご近所の方も知らなかったので、近所から「独り言をつぶやいているんだけど、お父さん、そろそろボケたんじゃないの?」みたいな、そんな事言われちゃって(笑)。喋ってくれていたんでしょうね。私が仕事の間は。

もう今じゃ、犬を連れて出かけられるところに「一緒に行こう」って言ってお出掛けしています。

―みんなもハッピーになりますよね。亜希子さんご自身は「犬のいる暮らし」の素晴らしさをどう感じていますか。

高木:そうですね。本当に犬が家にいるってことは、私のパワーの源になっていますね。「この子たちのために頑張ろう」とか「いつでも健康でいなきゃ」とかすごく前向きになれます。

―本当にそうですよね。6パグすごいな…(笑)

さらなるサービス向上を
目指して


―お父様にしっかりワンコを見てもらえるからこそ安心してお勤めができる。我が家の子たちだけではなく、ホテルをご利用いただく全てのワンコ達に目が行き届くようするのは、とても大変なことだと想像します。これからの課題「もっとこうしていきたい」というのはありますか。

高木:あります。お客様の期待を超えるサービスがしたいと思っています。そのためには、ペットに関連する情報をもっと得たり、スタッフの教育もそうですね。例えば、もっとペットビジネスの裏側なども、知りたくはないですけど知る必要もありますし、犬を見て「可愛い」、イベントに参加して「楽しかった!」だけではなくて、それ以上の事を感じて、自ら考えることができる接客力というのをもっと上げていきたいなと思いおります。

―はぁ…すばらしい。そう、明日明後日もイベントあるんですよね。クリスタルバレンタイン。

高木:そうなんです。地域の皆様から出店者を募集しまして、沢山のお店を開いたり、ワークショップを出店します。11日土曜日は16時。午後の4時まで。12日日曜日は午後3時までやっております。

―朝の10時からですね。楽しみです。私もちょっと顔を出してみたいと思います。
高木:ぜひ!来てください。

―じゃここで何か、ハッピーになれる曲おかけしましょうか。

高木:ありがとうございます。実は私、大学はアメリカに行っておりまして、でも全然英語ができなかったんです。なので、なんとか上達しようと思って、もう暇があればTVでその当時のヒット曲をずーッと聞いて真似して歌うっていうのをやっていたんですが、その中の1曲でLeAnn Rimesの『How Do I Live』(楽曲はYouTubeにリンクしています)

「宝物」と言ってもらえる
時間を共有したい


―今探している宝物はなんですか。

高木:幸せで平和な時間です。父には「一日でも長く生きたい」と思ってもらいたいですし、ホテルのスタッフたちには「出勤するのが楽しい!明日休みなんてつまんない!」って思ってほしい。そして、お客様には「年に一回、ホテルに来るのが楽しみ」と言ってもらいたい。そういう時間を「宝物」と言ってもらえること。それが私の大きな野望であり、希望であります。

―かっこいい!しばし感動しました。私にもお力になれることがありましたら、ぜひぜひご協力させていただきたいと思いますので、これからも仲良くしてください。

高木:ぜひよろしくお願いいたします。

―今日はお話しを聞かせていただいたお礼にもう一杯いかがでしょうか。
高木:ありがとうございます。遠慮なくいただきます。

湘南鎌倉クリスタルホテルのHPは「こちら」
湘南鎌倉クリスタルホテルのペットInstagramは「こちら」

番組サイト⇒『犬とあなたと珈琲と。』

インタビューと文:白田祐子(しらたゆうこ)

うり店長のInstagramは『こちら』
ル・ブラン湘南のInstagramは『こちら』

白田祐子(しらたゆうこ)

プロフィール:日本心理学会認定心理士。ヒトと犬の心と行動カウンセリングラボ「ル・ブラン湘南」代表/ドッグカウンセラー。
1990年代から犬の行動や心理を独学し、保護施設などでしつけのボランティア活動を開始。現在のパートナーは2005年生まれの雑種の女の子で名前は“うり”。
大学で心理学を専門的に学び、人と犬の関係や犬の心の成長の研究を行い独自のメソッドを確立する。2013年にパーソナルドッグカウンセリングを開始。人と犬のパーソナリティを重視したコーチングは特に多くの女性に支持されている。

里親制度の普及や地域行政と連携した“犬のしつけ”相談業務など、教育、行政、法律と多方面で人と犬の問題に向き合っている。
愛玩動物飼養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、ペット災害危機管理士、小動物防災アドバイザー、猫防災アドバイザー他、ペット関連資格多数。湘南ビジョン大学講師。2014年より神奈川県動物愛護推進員。2019年よりFM83.1MHzレディオ湘南に出演中。

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