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犬とあなたと珈琲と。Vol.61 「怖い」の心理と「ストレス耐性」

赤い椅子に座る茶色の犬とカフェオレとコーヒー豆
聞逃し配信中(オープニングや曲はカットされています)
収録:レディオ湘南 

宝製菓presents radio café『犬とあなたと珈琲と。』FM83.1MHz レディオ湘南(第1.第3土曜 16:00~16:29)放送

湘南の海を見下ろす、小さなコーヒーショップ「TAKARA CAFÉ」。オーナーは心理士でドッグカウンセラーのしらたゆうこ。店長はカフェオレ色の17歳。愛犬の“うり”。美味しい珈琲を飲みながら、お客様との会話に耳を傾けてみませんか。

今回のお客様は常連客のゆきさん(株式会社イヌと暮らす代表取締役)。仔犬のときには気付かなくても成長とともに「怖がり」の気質が顕著になってくる。そういうことは案外多いかもしれません。そもそも「怖がる」とはどういう心理なのでしょう。また、先天的な資質なのでしょうか。ある時期に母子間の絆や経験などを通じることで、ストレスに寛容な成長を遂げられる事が、様々な研究でわかってきています。必要以上にモノやコトに敏感に反応することがなければ、しつけもしやすく、延いては所有権放棄が減ることも期待できるかもしれません。今回は保護活動をしながらトリミングサロンを経営しているゆきさんと、人と犬の関係を研究しているドッグカウンセラーの白田祐子が、それぞれの目線で「怖い」の裏側を考えていきます。


祐子 いらっしゃいませ、ゆきちゃん。いつもありがとうございます。
ゆき こんにちわ、祐子さん。今日はみみちゃんと来ましたー。うりちゃーん!みみちゃんだよー(みみちゃんの写真は本文下にあります)。

祐子 こんにちは。みみちゃん。私は会うのが3回目、うりは2回目だね。ダイナマイトボディのみみちゃんは、いつでもみんなの人気者(笑)
ゆき 本当にそうなんですよ。やむを得ない事情で保護した11歳の柴犬ですが、祐子さんも知っての通り、まだまだ元気ですし、ちょっと太り気味ですが血液検査でも健康優良児。そして、なにより、これまでずっと愛されて育って来たので、コミュニケーション力高め。人も犬もOKの性格で落ち着いた子でとっても可愛いです。

祐子 初対面のワンコが沢山いても、平気だったものね。犬との時間を濃厚に楽しみながら、静かに暮らしたい人には最高の相棒になりそう。

ゆき はい。「愛されキャラ」です。もう11歳ですから、新しい環境に慣れるまで時間がかかりましたけど、みんなに愛されることで強くなっていっていると思います。

祐子 「みんなに愛されることで強くなる」。これはかなり奥深い言葉。「みんなに愛される」というのは、社会への参加意欲を高めたり、自信にもつながるから、「社会的動物」である犬の心の成長を手助けする最高のフレーズだと思います。さっそく、ゆきちゃんの「名言」いただきました。

ゆき なるほどー。そこまで深くは考えてはいませんでしたけど(笑)じゃあ、いつものカフェオレお願いします。

「怖がる」には
恐れと怯えがある


ゆき そうそう、祐子さん。この間来た時、もっと「野犬」に目を向けなくちゃいけないっていう話をしましたよね。

祐子 うん。「犬や猫と暮らしたいと思ったときは“保護動物”の選択を」という考え方がジワジワ浸透している中、犬であれば、これからは「元野犬」の子たちも増えて行く。だから「もっと、野犬に注目すべきだ」って、ゆきちゃんの話。すごくいい課題だなって思いました。

ゆき ありがとうございます。その中で、野犬の「警戒心の高さ」ってちょっと大変っていう話をしましたが、あるトレーナーさんが「犬は3,4か月を過ぎると色んなものやコトが怖くなる」って言っていたんですよね。これってどういうことなのかなって…。祐子さんどう思いますか?

祐子 そうね…まず、その3-4か月頃って犬の「社会化期」と呼ばれる時期ですよね。犬社会や人社会、様々な環境の中で失敗したり成功したりを繰り返しながら、犬や人との関わり方を学んでいく大切な時期。当然、活動が活発になれば、その分、見知らぬものとの遭遇も多くなるので「怖い」と感じることも多くなる。そういうことなのかな…。どうかな。

ゆき うんうん、人間でいうと10代20代。わかる気もするけど「怖い」と「警戒心」は違いますよね。

祐子 違いますよね。例えば、「怖い」には「怯える」と「恐れる」という二つの感情があると思うのね。「怯える」は、必要以上にビクビクしてしまうイメージかな。それに対して「恐れる」は、自分ではどうにも抗う事のできないモノ、近寄ることのできないモノに対して抱く強い感情で「自分の気持ちが弱くなる」っていう感じ。

なので、一般家庭で暮らしている犬の場合「怖がり」って表現するときは、「怯え」の感情なのがほとんどじゃないかなって思いますが、どうかな。

ゆき あー、なるほどね。怖がっている子の目を見ると確かに「怯える」だと思います。

祐子 その一方で「警戒心」は「自分の身を守る」ことに直結していて、危険から身を守るために、あらかじめ「用心」する気持ちのこと。「用心深い」とか「慎重」って言い換えられるかな。

ゆき わかりやすいです。で、その「怯え」とか「警戒心」が強い犬とそれほどでもない犬っていますよね。そもそも、怯えとか警戒心って、なんなんでしょうね。

祐子 めちゃくちゃ哲学的ね(笑)

怯えや警戒心の芽生えは
それをよく知らないから


祐子 そもそも論で言うと、「怯え」とか「警戒心」が芽生えるのって、「それをよく知らない」からですよね。「知らない」から、その物事に対してどう接するといいのか、どう振る舞うといいのかがわからない。

「どう振る舞うといいかわからない」と、不安感や緊張感が高まりますよね。よく知らない場所で慣れていないことをしないといけないとき、私たちもドキドキしたり、オロオロしたりしちゃうよね。

ゆき それ誰にでもあると思います。多くの人の前で話す事になって、ドキドキオロオロしたり(笑)

祐子 そして、さらに、不安や緊張が高まると…どう?

ゆき 頭が真っ白になって、なにもできなかったり…フリーズ

祐子 うん。あと、パニックに陥ったり。結果、その場に適した行動を起こせずに、ネガティブな行動を引き起こしてしまいます。

ゆき ネガティブな行動って、犬であれば「逃げる」「隠れる」「固まる」「吠えかかる」などですね…。そうか…そのモノやコトを「知って」いれば、落ち着いて対応できる。だから色々なことを「知る」ためにも、活動が活発になる生後3-4か月の頃の「社会化期」が重要になってくるんですね。

祐子 そういうことだよね。ただ、のびのびとした心の成長には「社会化期」だけじゃなくて、他にも大切な時期があることがわかってきました。それから、どんなに成長したって、「知るチャンス」「学びのチャンス」はありますよね。

ゆき 私も絶対にそう思います!だから色々なことを「仕方ないな」って、諦めちゃっている人をみると「もったいないな」って思う時がありますね。

社会期は重要。でも
常に成長を止めるな!


ゆき 5月にやっとトライアルに出した、6歳の豆しばがいたんですね。この子は引取り屋からのレスキューで「ビビりレベル100」からのスタートだったんです。でも、6か月経ったら、お散歩ができるようになったんです。これからが学びのチャンスです。

祐子 犬はいつでも成長できる!成長を止めるな!ですね。引取り屋からのレスキュー、厳しかったですね。でも半年間、じっくり付き合って…そういう話を聞くとジンとします。その間は、どんな風に成長のアシストをしてあげていたんですか。

ゆき 特に大きなこと、トレーニングらしいことは全然していないんです。ありがたいことにお散歩ボランティアさんが何名もいらっしゃるので、とにかく沢山の人に触ってもらって、沢山の人に散歩に連れて行ってもらいました。そうすると、お散歩も色んな方面に行けるし、あと譲渡会にも参加したり、色々な場所に行きました。

祐子 わー、すごい。それは究極ね。最初にゆきちゃんが言っていた「愛されながら強くなる」と、「知ること」のダブル効果。愛されながら経験を積み重ねていったんだね。

ゆき これで良かったんですね。いつも「これでいいんだろうか?」って思いながらっていう部分もあるんですけど。でも、間違いじゃなかったんですね。良かったです。

祐子 完璧なお手本じゃないですか。すごい!密着取材したかった(笑)

音楽:Santana & Michelle Branch『The Game Of Love』(楽曲はYouTubeにリンクされています)

母性行動豊かに育つと
ストレス耐性は高くなる


ゆき 祐子さん。さっき、心の成長を促すのは「社会化期」だけじゃなくて、他にも大切な時期があることが分かっているって言っていましたよね。その話し、詳しく聞きたいんですけど。

祐子 ちょっとディープになりますが、大丈夫ですか(笑)色々な研究結果をまとめると、他には大きく3つの時期があるみたいなんですね。その性質は全く違うんだけど、まず、生後5週齢。それから6週齢。そして社会化期のあと1歳まで。

ゆき 3つの時期かぁ。じゃあ、最初の生後5週齢のとき…これは?

祐子 これはね、私の大好きな麻生大学の菊水先生の研究結果なんですけど、仔犬が母犬から身体を舐められるなどの「母性行動」。この母性行動豊かに育てられると、周囲の環境への反応―心理学では「ストレス耐性」っていいますがーこの「ストレス耐性」が「高く」なることがわかりました。

そして、なんと、成長後も「ストレス耐性」の高さは維持されていくそうです。

例えば、環境の変化への順応やストレスを受けたあとの回復力、それらがどちらも高くなるそうなんです。すごいよね。その、母犬から受ける愛情や絆ともいえる、「母性行動」「養育行動」ともいいますけど、その影響を一番受ける時期が生後5週齢だそうです。

ゆき あー、大事なことがたくさん!「ストレス耐性」が高くなる。

厳しい環境下での出産は
母性行動が低下


ゆき 逆に「母性行動」をあまり受けられない場合ってどうなっちゃうんでしょうね。

祐子 いい質問!それとても重要で、例えば、薄暗い場所でケージに閉じ込められたままま、出産だけを繰り返させられている。そういうストレスの多い、厳しい環境下で出産した犬は「母性行動」が低下することがわかっているんですね。

その「母性行動」の低下した犬に育てられた仔犬は「ストレス耐性」が「低く」育つそうです。具体的に言えば、「音」やモノの「動き」などに必要以上に敏感で、恐怖反応、さっきの「怯え」とかね、あと「攻撃性」も強くなる傾向にあることがわかっていて。これは大問題ですよね。

ゆき なるほどよくわかりました。快適で過ごしやすい環境下で出産した母犬がしっかりと母性行動を発揮できることっていうのが、とても大事ですね。

祐子 ストレス耐性の高い犬は、「しつけ」もしやすいですよね。「しつけ」のしやすい犬が増えると所有権放棄する犬も減って行くかもしれない。

ゆき 確かに。それ大事です

祐子 そして、なにより、犬が楽に生きて行くことができますよね。私は専門が心理学ということもありますけど、犬の精神の安定。それが最も大切なんじゃないかなって思っています。

ゆき はい!犬の精神の安定ですね。

家庭に迎え入れる前の
環境がその後を左右する?


ゆき 次は…6週齢にはどんなことが起こるんですか?

祐子 これはね、犬はだいたい生後6週齢の頃までが「好奇心優先」の時期だそうです。だから、何でも怖がらずに近づいたり、経験していくことがわかっていて、この時期に見たり・聞いたり・触ったり・経験したものは、これまたびっくりなんだけど、生涯に渡って「知らないもの」ではなくなる。そう考えられています。

ゆき へー!「知らないもの」でなければ、警戒したり怯えたりする必要はないってことですから、これも重要ですね。それも「生涯に渡って」というのがびっくり。生後6週齢頃には「色々なことを経験する」ことが大切っていうことですね。

祐子 そうね、自分の足でチャレンジする「第一ステップ」って感じなんですね。

ゆき 因みに、6週齢を越えると、どうなるんですか。

祐子 「怖いもの知らず」だった子犬も、生後7週齢頃になると、それまで関わってきたことのない「新しいもの」に対する不安感、「怯え」が生まれて、少しずつ慎重な行動が見られるようになるそうです。人に対しても、だいたい生後8週齢(生後56日)位までに接触していないと、警戒心が高まる傾向にある。だから野犬の人に対する警戒心の芽生えはこの時期なのかな。

ゆき だから「野犬の仔犬」で、「生後半年経ってるかな?」って子は、母犬について歩く行動とか、犬同士の触れ合いとかには慣れているんだけど、人間は警戒する…そういうことなんですね。

そうすると…ちょっと気になったんですけど、今、犬を販売できるのは8週齢以降ですよね。5週齢とか6週齢の状態がその後の成長にとても大切なのに、ペットショップに並ぶ前の仔犬たちの状況は私たちは知らないですよね。

当然、「愛情を受けて産まれ、育ってきている」。そういう風に根拠なく思っていますが、実際はわからないですよね。それって、どうなんでしょうね…。すべてのペットショップがダメとは言いませんが、私たちはブリーダーに出向いて「どんな環境で育てられているか」って、自分で見てみることが大事なんだなあって、改めて思います。

パピーライセンスも含め
やっぱり経験すること!


ゆき 最後は1歳までの時期ですね。
祐子 ここで、やっと、私たちにも仔犬の成長が確認できる時期になりますね。

ゆき 確かに。1歳と言うと「社会化期」は過ぎていますよね。
祐子 ただ、生後1年未満だと「パピーライセンス」が与えられている時期ですよね。

ゆき 「パピーライセンス」。かわいい?仔犬の免許。仔犬として扱われる時期?
祐子 そうですよね。周りの大人たち、大人の犬たちに許してもらえる時期です。

例えば、犬社会でのマナーや礼儀がなっていなくても、この時期は強く叱られることはありません。だから、失敗しながらでも、積極的に犬たちと関わりをもつことができるんですね。この時期に「どうすると遊んでもらえるのかな」とか「どうすると平和的に付き合えるのか」って、先輩の犬たちから犬社会のことを学んでいきます。

ゆき へーすてきな時期!!たくさん連れ出さなきゃですね。友達100人!あと毎週ホームパーティーの時期!(笑)

祐子 本当にその通りね!連れ回しの時期‼(笑)。そうやってね、3つの時期を話したけど、よく大切だよって言われる「社会化期」だけに限らず、心と体の健全な成長の基礎となる時期、土台作りに大切な時期が要所要所にあるってことが、明らかになってきているんですね。

でも、もし、その時期があまり良好でなくても、成長することはできるって私は信じています。そのために大切なのは、やっぱり「経験」なのかなって思うんですよね。そして、ただ経験するだけじゃなくて、「楽しい」「嬉しい」「できた!」の成功体験が大事で、その繰り返しが「学習する」っていうことだと思うんです。ちょっと語っちゃったけど(笑)

その良好な「学習」をどれだけできるのか。それには、人間の力」が必要になってきますよね。

ゆき 「人間の力」。私たちが諦めないってことですよね。最近、そのことに気づかされた出来事があったんです。

去年までいた8歳の子なんですけど。あっ、祐子さんも知っているポーちゃんですけど、最初は本当に「寝てばかりいる、動かない、おとなしい犬」って思っていたのに、ちょっときっかけがあって、アジリティに挑戦してみたんです。そしたら、上手に飛んだり、跳ねたり。私の顔を見上げて、キラキラするんです。

保護犬の場合、色んなことができる方が貰い手の可能性はぐっと広がるって思っているので、「お出掛けが大好きで、遊ぶことが大好きです」って伝えることができました。そうしたら、なんとこの前、譲渡先のプールで泳いでいたんですよ!すごく楽しそうで「いいお家に行ったな」って。

「寝てばかりの犬なんで、家の中だけで充分です」だなんて、勝手に決めつけて言わないで良かったって、本当に思っています。

祐子 うわぁ、いい話。ポーちゃんのことも知ってるから、なんだか泣けちゃう。

音楽:Sixpence None the Richer『Kiss Me』(楽曲はYouTubeにリンクされています)

次回は夏休み特集!


ゆき 祐子さん。さっきのパピーライセンスの話でこれまた気になったんですけど、パピーライセンスが切れたら、どんな変化が起きるんですか?…ますます、聴きたい事が山積みになったんですけど。

祐子 確かに、犬との生活に直結してくる大切な部分ですよね。でも、ゆきちゃんの「深い深い質問」にこのまま答えていたら、閉店時間になっちゃいます(笑)

ゆき 続きは絶対に聞きたいので、また、来た時にお願いしてもいいですか?

祐子 はい。次回、またゆっくりお話しできればと思います。

ゆき 楽しみにしています。あっ!そうだ!あと一つ忘れていました。

うちの小学生の娘が「夏休みの自由研究、何にしようか」って言っているのを聞いて思ったんですけど、自由研究の材料に「“犬”はどうかな」って思っている子もいると思うんですよ。実際、私も子供たちからいくつか質問をされることがあるんです。それで『TAKARA CAFÉ』で質問を受け付けするとか、どうですか?

祐子 わぁ、子供たちから?
ゆき そうです。その回答を私も一緒に聞きたいし、一緒に考えてもみたいです。

祐子 それは、面白そう!じゃあ、『TAKARA CAFÉ』に質問箱を設置して、あとは『TAKARA CAFÉ』宛にメールを送ってもらいましょうか。
ゆき じゃあ、チラシを作って外に貼りましょう!祐子さん作ってください(笑)

祐子 私がね(笑)そうしましょう。時間はまだ大丈夫ですか。
ゆき はい。話に夢中になっちゃったので、みみちゃんともう少しゆっくりしていきます。

祐子 じゃあ、ワンコ談義のお礼にもう1杯どうぞ。
ゆき いつも、ありがとうございます。あれ、みみちゃん寝ちゃってる。

祐子 なかなかの貫禄(笑)ごゆっくりお過ごしくださいませ。
ゆき はい。ありがとうございます。

柴犬のみみちゃん

*お子様に限らず、みなさんからの素朴な疑問なども受付します。
メールの宛先は takara@radiosyonan.co.jp
回答は8月19日の放送。質問の〆切は7月末までです。
それ以降にきた分はいつも通り順番にお答えしていきます。
どしどしご応募ください。

番組サイト『犬とあなたと珈琲と。』

保護犬猫支援店/トリミングサロン『イヌと暮らす』

放送構成と文:白田祐子(しらたゆうこ)

うり店長のInstagramは『こちら』
ル・ブラン湘南のInstagramは『こちら』

白田祐子(しらたゆうこ)

プロフィール:日本心理学会認定心理士。ヒトと犬の心と行動カウンセリングラボ「ル・ブラン湘南」代表/ドッグカウンセラー。
1990年代から犬の行動や心理を独学し、保護施設などでしつけのボランティア活動を開始。現在のパートナーは2005年生まれの雑種の女の子で名前は“うり”。
大学で心理学を専門的に学び、人と犬の関係や犬の心の成長の研究を行い独自のメソッドを確立する。2013年にパーソナルドッグカウンセリングを開始。人と犬のパーソナリティを重視したコーチングは特に多くの女性に支持されている。

里親制度の普及や地域行政と連携した“犬のしつけ”相談業務など、教育、行政、法律と多方面で人と犬の問題に向き合っている。
愛玩動物飼養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、ペット災害危機管理士、小動物防災アドバイザー、猫防災アドバイザー他、ペット関連資格多数。湘南ビジョン大学講師。2014年より神奈川県動物愛護推進員。2019年よりFM83.1MHzレディオ湘南に出演中。

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