湘南しっぽラジオとは#1
愛犬と飼い主のみなさんの「どうして?」や「困った!」「もっとハッピーに」にお答えするドッグカウンセラーのしらたゆうこです。
2019年4月からFM83.1Mhz〝レディオ湘南“で『湘南しっぽラジオ』を企画・出演しています。
『湘南しっぽラジオ』 は月曜から金曜日までのお昼の人気番組 LOCO.831 のレギュラーコーナーで、第2・第4木曜日の 12:30からの生放送。
『湘南しっぽラジオ』ってどんな話を
しているの?
お届けしている内容は
〝愛するペットを守れるのは自分”だけを合言葉に「もしもの時の備えと心構え」をアルファベットのAからGにあてはめた*ペット防災AtoG*
犬の生態や心理・行動を科学的な知見から観察し、それを日常生活にどのように取り入れると人とイヌが “もっとハッピー” になれるかを考える*犬の深掘り*の二本立てです。
おかげ様で3年続き、手前味噌ではありますが同じネタを話したことはありません。
私のラジオを耳にされた方から「どうやってネタを探しているの?」「何か気を付けていることはあるの?」と尋ねられることがあります。そこでほんの一部ですが、私が情報発信をするにあたり「心掛けていること」をお話しします。
今回は“ペット防災”について
ネタ探しは情報の更新から始める
実はペット防災に関しては最初から「ネタ切れ」を想定していました。
“もしもの時の備えや心構え”には限界がある。なければ困りますよね。だから同じ内容を繰り返し伝えることで、視聴者のみなさんの耳や頭の片隅に少しでも残り「いざという時に思い出してもらえれば」と思っていたのです。
ところが災害は常に私たちを襲い、その度に“新たな課題”を浮き彫りにしていきます。そして「そうだったのか」「それはいいかも」「それって大切!」と思える情報も増えていきました。
常に自分から情報を掴まえ、情報を更新していくことで、ネタは姿を現してくれるようです。
目で見て話しを聞くリアル世界の共有
ペット防災は環境省がとてもわかりやすいマニュアルを作成したのをきっかけに、出版物やSNS、Web上での情報も豊かになりました。とても心強いですよね。
ペットの同行避難と防災の基本を一人でも多くの人に共有してもらいたいし、ペットと暮らしていない人にも理解を得られるように広く認知してもらいたい。そのためには多くの場所で気軽に目に触れることは大事です。
でも、私は基本のマニュアルよりも、もう一歩、二歩先に行き、より日常生活に密接できる情報を発信するよう心掛けています。
たとえば実際に目で見て、声を聞くこと。それは被災者だけではなく、支援者、動物愛護団体、避難施設の管理者や管轄担当行政など、さまざまな意見や考えを持つ地域や社会全体の声。そういう声を理解し、ときに譲り合い、ときに意見し、みんなで検討していくことを大切にしながら、そこから見つけたものを伝えるようにしています。
視野を広く持ち、現場で声を聞くことを心掛け、人目線とイヌ目線、地域目線を大切に、これからもみなさんと情報の交換や共有をしていきたいと思います。
文:白田祐子(しらたゆうこ)
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Instagram:@doggy_uri
@ル・ブラン湘南
白田祐子(しらたゆうこ)
プロフィール:公益社団法人日本心理学会認定心理士。ヒトと犬の心と行動カウンセリングラボ、ル・ブラン湘南代表。
1990年代から犬の行動や心理を独学し、保護施設などでしつけのボランティア活動を開始。現在のパートナーは2005年生まれの雑種の女の子で名前は“うり”。
大学で心理学を専門的に学び、人と犬の関係や犬の心の成長の研究を行い独自のメソッドを確立する。2013年にパーソナルドッグカウンセリングを開始。人と犬のパーソナリティを重視したコーチングは特に多くの女性に支持されている。
里親制度の普及や地域行政と連携した犬のしつけ相談業務など、教育、行政、法律と多方面で人と犬の問題に向き合っている。愛玩動物飼養管理士、ホリスティックケア・カウンセラー、ペット災害危機管理士、小動物防災アドバイザー、猫防災アドバイザー他、ペット関連資格多数。2014年より神奈川県動物愛護推進員、湘南ビジョン大学講師、2019年よりFM83.1Mhzレディオ湘南にレギュラー出演中。